ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」（ATP1000／アメリカ・フロリダ州マイアミ／3月23日～4月3日／賞金総額955万4920ドル／ハードコート）の男子シングルス2回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）がワイルドカード（主催者推薦枠）で出場した元世界ナンバーワンのアンディ・マレー（イギリス）を6-4 6-2で下してベスト32に進出した。試合時間は1時間29分。

　シード勢は1回戦がBYEで免除されており、メドベージェフはこの試合が初戦だった。メドベージェフはこの大会で4強入りすれば、ノバク・ジョコビッチ（セルビア）から世界ランク1位の座を取り戻すことができる。

　メドベージェフは次のラウンドで、第27シードのクリスチャン・ガリン（チリ）を7-6(2) 6-2で破って勝ち上がったペドロ・マルチネス（スペイン）と対戦する。

　この日はメドベージェフ以外にも3人のトップ10選手がプレーして第3シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）と第8シードのホベルト・フルカチュ（ポーランド）が3回戦に駒を進めたが、第7シードのフェリックス・オジェ アリアシム（カナダ）はミオミル・キツマノビッチ（セルビア）に4-6 2-6で敗れた。オジェ アリアシムが初戦敗退を喫したのは、前週のインディアンウェルズ（ATP1000／ハードコート）に続いて今季2度目となる。

　そのほかの試合では第11シードのテイラー・フリッツ（アメリカ） 、第14シードのカルロス・アルカラス（スペイン）、第15シードのロベルト・バウティスタ アグート（スペイン）、第21シードのマリン・チリッチ（クロアチア）、第25シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）、第29シードのアスラン・カラツェフ（ロシア）、トミー・ポール（アメリカ）、セバスチャン・コルダ（アメリカ）、ジェンソン・ブルックスビー（アメリカ）、ロイド・ハリス（南アフリカ）、予選から勝ち上がってきた日本の西岡良仁（ミキハウス）が2回戦を突破した。

　ポールが第23シードのカレン・ハチャノフ（ロシア）を6-4 3-6 7-6(3)で、コルダが第32シードのアルベルト・ラモス ビノラス（スペイン）を4-6 7-6(6) 6-3で、ブルックスビーが第18シードのニコラス・バシラシビリ（ジョージア）を6-3 6-1で、ハリスが第12シードのデニス・シャポバロフ（カナダ）を6-3 6-4で、西岡は第24シードのダニエル・エバンズ（イギリス）を3-6 6-4 6-3で倒してそれぞれシードダウンを演じた。