ディフェンディング・チャンピオンのチチパスがモンテカルロ・マスターズに向けて準備万端「我が家にいるように感じる」

写真は大会を前にメディア対応中のステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月10~17日/賞金総額580万2475ユーロ/クレーコート)の男子シングルスに第3シードで出場しているディフェンディング・チャンピオンのステファノス・チチパス(ギリシャ)が大会前の記者会見に臨み、ブレイクの地に戻ってきた感慨と自信を語った。

「素晴らしい気分だ。僕は今、ここモンテカルロの大会でクレーコートシーズンをスタートしようとしている。このコートでプレーするとき、我が家にいるように感じられるんだ。そして今年は、イタリアやフランスからやって来る大勢の観客たちの前でプレーする機会を得られる。モナコには僕のサポーターもいる。ここには家族がいるんだ。この機会を彼らと分かち合えるのは素晴らしいことだよ。週を通していい天気で、いい試合を重ねられるよう願っている」とチチパスは語った。

 2021年シーズンのチチパスは、クレーコートで素晴らし成績を謳歌した。モンテカルロでATPマスターズ1000大会の初タイトルを獲得したチチパスはそのあとリヨンで優勝し、フレンチ・オープンでは決勝に進出してノバク・ジョコビッチ(セルビア)を苦しめた末に5セットで敗れた。

 しかし今季のチチパスは少し調子を落とし、まだ何もタイトルを獲得していない。今年ここまでで最高成績は、ロッテルダムでの決勝進出となっている。

 今大会では上位8シードが1回戦をBYEで免除されており、チチパス初戦となる2回戦でアルトゥール・リンデルネック(フランス)を7-5 4-6 6-3で破って勝ち上がった2019年大会チャンピオンのファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する。そして初戦に備えるため、チチパスはケガから復帰して2021年3月以来のツアー復帰となる元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)と練習する機会を持った。

 ワウリンカの復帰について聞かれたチチパスは、「以前にもスタンと練習したことはあるけど、彼は質の高いテニスをプレーすることができる選手だ。最高の調子の日には、彼はコートのあらゆる位置から凄いことをやってのけられる」と話した。

 クレーコートだけでなくハードコートでもいい成績を残しているチチパスだが、彼は「ハードからクレーの移行が好きなんだ。この切り替えを僕は楽しんでいる」と明かした。

「練習拠点としているアカデミーに戻ってくるのが好きだし、シューズを変えてクレーコートに戻ってくるのは常にいいフィーリングだよ」

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写真◎Getty Images

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