北欧若手対決は格上のルードに軍配、18歳ルーネは急成長ぶりを証明 [モンテカルロ・マスターズ]

写真はキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月10~17日/賞金総額580万2475ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が予選勝者のオルガ・ルーネ(デンマーク)に7-6(5) 7-5で競り勝ちベスト16に進出した。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ルードはこの試合が初戦だった。

 23歳と自身も若手のひとりであるルードだが、この日は同じ北欧出身で自分よりさらに若い18歳の挑戦を退けなければならなかった。終始強気で攻めたルーネは第1セットのタイブレークで3-0、5-3とリードしながら最後はダブルフォールトを含む自分が犯した3本のミスによって落とすことになった。

 勢いは自分側にあっただけに、チャンスを掴み損ねたルーネはベンチに戻ってから怒りの叫び声を上げ、経験の差で窮地を脱したルードは静かにガッツポーズを作った。

「オルガはツアーで有望な若手のひとりだ。彼は上昇中の選手であり、今日はとてもいいプレーをした。彼は以前に対戦したときよりもずっとアグレッシブにプレーしており、そのため僕は望んでいたほどプレーの主導権を握ることができなかった。彼がそうさせてくれなかったんだ」とルードは試合後にコメントしたが、それでも彼は重要な場面で落ち着きを失わなかった。

「彼は何度もボールをライジングでとらえ、非常にスピーディにプレーしていた。彼は今季すでにクレーコートでプレーしており、いい流れに乗っていた。何とか彼を止めることができてよかったよ」

 ルードは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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