期待されたアルカラスはモンテカルロ・マスターズで初戦敗退「敗戦は経験を積むために役に立つもの」

写真は期待されながらも初戦敗退を喫したカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月10~17日/賞金総額580万2475ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、今大会最注目選手のひとりだった第8シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が同じく急上昇中の若手であるセバスチャン・コルダ(アメリカ)に6-7(2) 7-6(5) 6-3で敗れた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、18歳のアルカラスはこの試合が初戦だった。

 多くのファンにとって驚きだったこの敗戦後、「少し自分に失望している。試合でリードするための多くのチャンスを手にし、勝つこともできたはずだったのに…」とアルカラスは心中を吐露した。

「でもこれらの敗戦は、ときにためになる。僕には試合経験が必要なんだ」

 マスターズ初制覇を果たしたマイアミと比べてミスが多すぎ、重要なポイントをものにすることができていなかったアルカラスは「マイアミとはまったくコンディションが違う。ポイントはずっと長くスライスを使う必要もあるし、ここで効果的に戦えるようサーフェスに順応しなければならない。今の目標は、クレーコートでの試合経験を積むことだ」と話し、ハードコートでの連戦のあとクレーコートに順応することの重要性を強調した。

 更にアルカラスは周囲の期待が重荷になったかという質問はきっぱりと否定し、「人々からの期待に押しつぶされたとは思わない。僕はただ自分と、何をしなければならないかに集中していた」と話した。

「今は少し疲れを取り、トレーニングに戻って次にやってくることに集中すべきときだ。肉体的にも精神的にも、この手の試合に臨む準備はできている」というアルカラスの次の行先は、バルセロナでの『Trofeo Conde de Godó(ゴドー伯爵杯=バルセロナ・オープン)』だ。

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写真◎Getty Images

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