一時は引退も考えたアンドレスクが昨年9月以来の復帰戦に勝利 [WTAシュツットガルト]
WTAツアー公式戦の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTA500/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/4月18~24日/賞金総額75万7900ドル/室内クレーコート)の女子シングルス1回戦でビアンカ・アンドレスク(カナダ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したユーレ・ニーマイヤー(ドイツ)を7-6(5) 6-3で退け、昨年9月以来の復帰戦を勝利で飾った。試合時間は1時間44分。
昨年12月に精神的休息のために期限を定めず一時的にツアーを離れると発表した21歳のアンドレスクは、大会前に受けたWTA(女子テニス協会)のインタビューで引退を考えていたことを明かしていた。
2019年USオープン決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に勝って優勝を遂げたとき、アンドレスクはまだ19歳だった。彼女はそのすぐあと、世界ランク自己最高の4位に浮上した。しかし同年10月に左膝の半月板を損傷したアンドレスクは、約15ヵ月間ツアーから離れることになった。
昨年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で復帰したアンドレスクはグランドスラム大会で4勝4敗と思うような結果を残せず、2021年シーズンを17勝12敗のタイトルなしで終え、7位だった世界ランクを現在は121位まで落としている。
アンドレスクは次のラウンドで、第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。
この日プレーしたシード勢は第7シードのオンス・ジャバー(チュニジア)がマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を4-6 6-2 6-3で倒し、最終試合でコリ・ガウフ(アメリカ)を6-4 6-2で破って勝ち上がったダリア・カサキナ(ロシア)と2回戦で対戦することになった。
そのほかの試合ではエレナ・リバキナ(カザフスタン)が予選勝者のナスターシャ・シュンク(ドイツ)を7-6(3) 7-5で、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のタマラ・コーパッチ(ドイツ)がカミラ・ジョルジ(イタリア)を3-6 7-6(2) 6-1で、予選勝者のエバ・リーズ(ドイツ)はビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を5-7 7-5 7-5で下してそれぞれ初戦を突破した。
写真◎Getty Images
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