「すべての国際大会からロシア人、ベラルーシ人選手の排除を要求する」2月に引退してウクライナ軍で活動するスタコウスキー
今年2月に引退したばかりで、現在はウクライナ軍で活動しているセルゲイ・スタコウスキー(ウクライナ)がインスタグラムにメッセージを投稿した。ロシア人選手とベラルーシ人選手がウインブルドンから除外されたことを受け、他の国際大会でも同様の措置が取られることを願っている。以下が本人のメッセージだ。
“テニスコミュニティ”の皆様へ
「人権活動家のジネッタ・セーガンはかつて“不正を目にしたときの沈黙は、迫害者と共犯である”と主張した。この考え方は現在もう通用しないのかもしれない」
「2022年2月24日、ロシアがベラルーシのサポートを受けてウクライナを攻撃した。私たちの国、母国で現在戦争が起きている。50日以上もロシア軍は我々の街を爆撃して市民を殺している。その際、ベラルーシの領地を利用してウクライナの西部と北部から爆撃している。何百万人もの人々が家を失い、多くの子供たちは今、爆発、恐怖、死がどんなものか理解している。これらすべてはヨーロッパの中央で、今この瞬間にも起きているんだ」
「アスリートとして僕らは公共の目に晒されており、それゆえに大きな責任もある。僕らがSNSで発信する投稿や意見は、地域のテレビ局よりも多くの人々の目に留まる。この危機的状況の中での沈黙は、今起きていることに同意していることになる。ロシア人選手やベラルーシ人選手は、戦争について漠然とは触れたが、ウクライナの国土でロシアとベラルーシが戦争を始めたとははっきりとした声明を出していない。そのような態度を取り続ける選手による沈黙は、受け入れられない。我が国で続いている殺戮に繋がるものだ」
「我々はWTA、ATP、ITFから、ロシアとベラルーシを代表する選手たちに、以下の3つの質問に返答してもらうことを要求する。
1.あなたはロシアとベラルーシによるウクライナ侵攻、その結果起きている現在の戦争を支持しますか?
2.あなたはウクライナでロシアとベラルーシが行っている軍事行動を支持しますか?
3.あなたはプーチン政権とルカシェンコ政権を支持しますか?
もし適用可能なら、我々はロシア人選手とベラルーシ人選手をウインブルドンがすでに決定したように、すべての国際大会から排除、追放することを要求する」
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-05-03
5月3日発売!『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Related
Pick up
-
2024-05-03
5月3日発売!『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Ranking of articles
-
2024-04-30
本戦がスタート、内島萌夏ら日本勢4人がシングルス初戦を突破 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-03
元ジュニア世界2位、17歳の齋藤咲良が5月1日からプロテニス選手としてのキャリアをスタート
-
2024-05-05
6年ぶりの決勝を制した内島萌夏が大会初優勝、ダブルスはリャン・エンシュオ/タン・キアンホェイがタイトルを獲得 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-03
日本勢は本玉真唯と内島萌夏がシングルスで準決勝に進出 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-01
日本勢は本玉真唯、倉持美穂、清水映里がシングルス2回戦へ [W100カンガルーカップ国際女子]