「戦争が終わる方向への働きかけがいいと思う」“ウインブルドン問題”について問われたシフィオンテク

シュツットガルト・オープンの優勝スピーチで語るイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 2月に開催されたカタール・オープンの優勝スピーチで「早くウクライナの状況がよくなることを祈っている」と語ったイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、ウインブルドンでロシア人選手とベラルーシ人選手が排除されたことに関して問われると複雑そうに返答した。

「状況がどんどん混沌としてきた。すべてのテニス組織が正しい決断を下すことで、混乱が起きないようにして欲しい。周囲の人たちは、選手たちが決断を下すべきだと考えているようだけど、私たちは選手同士よく知っているから、その判断を委ねられるのは厳しい。ツアーで多くの時間を一緒に過ごすから、大きなファミリーのような存在だしね。難しい判断にはなるけど、判断を下す責任がある人たちは、今後変わることのないルールにして欲しいと思う」

ウインブルドンの決断について、はっきりとした意見は言わなかった。

「どういう判断が正しいか、正直20歳の自分には難しい。意見を言わないのは、逃げているとか自分の身を守るためとかじゃない。政治には関わったことがないし、すべての状況を完璧に把握している訳じゃないから。このような問題について、自分はまだまだ勉強不足でこれから学ばないといけない。だからベストの判断が何なのか今の時点では言えない。ただ、戦争が終わる方向に進むように、何か働きかけることがいいことだと思う」

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写真◎Getty Images

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