フェデラーがレーバー・カップでの復帰を目指す、2023年ウインブルドン出場にも意欲

写真は2021年レーバー・カップの会場に訪れたロジャー・フェデラー(スイス/左)と大会チェアマンでもあるトニー・ゴッドシック氏(Getty Images)


 ロジャー・フェデラー(スイス)はATPツアーへの復帰の第一歩として9月後半のレーバー・カップ出場を目指し、2023年ウインブルドンでプレーしたいと願っている。フェデラーの長年の代理人であるトニー・ゴッドシック氏がイギリスの新聞とのインタビューに応じ、フェデラーの復帰プランを明かした。

「彼は(回復の過程で)自分の望むところにいるが、残念ながら時間がかかります。彼はレーバー・カップとスイス室内でプレーする予定です。私は医者ではないから何とも言えませんが、彼に望むのはこの夏に非常にいいリハビリを行い、秋に少しプレーして2023年に活躍することを目指すことです。それから何が起こるか見てみましょう」とゴッドシック氏は語った。

「それ以前にどこかで大会に出場する可能性があるか? あり得なくはないですが、そのあとのほうが可能性は高いでしょう。彼は何事も性急に確約したいとは思っていませんが、レーバー・カップまでには十分に時間があるので、もしリハビリなどすべて順調にいけばプレーに戻れるはずです」

 5回目を迎える今年のレーバー・カップは、9月23日から25日にイギリス・ロンドンのO2アリーナで開催される予定になっている。

 現在40歳のフェデラーは昨年のウインブルドン準々決勝でホベルト・フルカチュ(ポーランド)に敗れて以来、公式戦でプレーしていない。彼は2020年に出場した唯一の大会だったオーストラリアン・オープンで準決勝に進出したあと戦線を離脱し、右膝に2度の手術を受けた。

 昨年3月のドバイで1年以上ぶりに復帰したフェデラーは2試合をプレーしたあと5月のジュネーブで1試合をこなし、ロラン・ギャロスでは厳しい3試合を戦ったあとマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に対する4回戦を棄権した。彼はそれからグラスコートのハレで2回戦敗退を喫してからウインブルドンで準々決勝まで勝ち進んだが、そのあと夏のハードコートシーズンを欠場して膝に3度目の手術を受けていた。

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写真◎Getty Images

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