「昨年の優勝の記憶はまだフレッシュなままだ」フレンチ・オープン1回戦で西岡良仁に勝利のジョコビッチ

フレンチ・オープン1回戦で西岡良仁(ミキハウス)にストレート勝ちしたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が日本の西岡良仁(ミキハウス)を6-3 6-1 6-0で下した。

「スタートに満足しなければならない。彼のプレーに慣れるまで、試合の序盤はかなり難しかった。彼はツアーの中でもっともスピードのある選手の一人で本当に速い。サーフェスはかなり遅い。ボールは弾まないし、彼を抜くのは難しかった。第1セットは競ったが、大事なときにいいサービスを打って上回ることができた。第2、第3セットはもっと積極的に攻めていった。全体的には満足だ。もちろん、いつでも自分の最高のものを求めているし、もっとよくなるが、大会の初戦としてはいいスタートだった」

ナイトセッションで観客も多かったことをどう思った?

「ロラン・ギャロスのナイトセッションはまだ数年前に始まったばかりだ。100%動員したのは初めてだから楽しかったよ。満員の観衆はとてもいいものだし、センターコートでプレーできてラッキーだった。今日は雨天によって多くの試合が中断され、翌日に持ち越しになったから。屋根のあるセンターコートでは試合を最後までできるから、大きな助けになる。グランドスラムや他の大会でもナイトゲームでは観客がより盛り上がって、雰囲気もよりエネルギーに溢れたものになる。素晴らしい経験になった」

久しぶりのグランドスラム大会になったが、どうだった?

「メンタル面、準備段階、試合全体を通して、ブランクによる影響は何も感じなかった。コートに出るのが楽しみだった。この3~4週間クレーコートでいいプレーができている。コート上で他の選手たちと戦えるのはエキサイティングなことだ。戻って来られてうれしい。ロラン・ギャロスは世界でも有数の大会で、昨年の記憶はまだ頭の中でフレッシュなままだ。センターコートに戻って来られたのもよかった」

トップ5のうち4人がトップハーフにいるドローは物凄くバランスが悪いと思わないかい?

「ドローはドロー。自分ではどうにもできない。どこで誰と当たるのかは、運によるところが大きい。ドローは見たし、皆が見ると思う。でも、大事なのは次の試合に集中することなんだ」

 ジョコビッチは2回戦で、アレックス・モルチャン(スロバキア)とフェデリコ・コリア(アルゼンチン)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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