ジョコビッチとナダルがストレート、アルカラスは崖っぷちまで追い込まれながらも3回戦に進出 [フレンチ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がアレックス・モルチャン(スロバキア)を6-2 6-3 7-6(4)で下してベスト32に進出した。試合時間は2時間16分。

 ロラン・ギャロスに18年連続出場となる35歳のジョコビッチは、2016年と21年にタイトルを獲得。昨年は決勝で2セットダウンと追い込まれながらステファノス・チチパス(ギリシャ)に6-7(6) 2-6 6-3 6-2 6-4で逆転勝利をおさめ、『ダブルグランドスラム(四大大会2回以上制覇)』の偉業を達成した。

 今シーズンのジョコビッチは新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン未接種によりここまで5大会しかプレーしていなかったが、前週のローマ(ATP1000/クレーコート)でようやく初優勝を飾って今大会を迎えている。

 ジョコビッチは次のラウンドで、パブロ・クエバス(ウルグアイ)を4-6 6-4 7-6(5) 6-4で破って勝ち上がったアルヤズ・ベデネ(スロベニア)と対戦する。

 前哨戦のバルセロナ(ATP500/クレーコート)とマドリッド(ATP1000/クレーコート)を制して優勝候補にも挙げられる第6シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は母国の先輩であるアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)に苦戦を強いられ、第4セット4-5のレシーブゲームでマッチポイントを握られながらも乗り越えて6-1 6-7(7) 5-7 7-6(2) 6-4で勝利をもぎ取り2回戦を突破した。

 そのほかの試合では第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)、第15シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、第18シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第26シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)、第27シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)が3回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Ret.は途中棄権

男子シングルス2回戦|主な試合結果

○1ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1] 6-2 6-3 7-6(4) ●3アレックス・モルチャン(スロバキア)

○9グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[18] 6-0 6-4 6-3 ●11ボルナ・チョリッチ(クロアチア)

○16ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)[15] 2-6 6-7(3) 6-2 6-2 6-2 ●14ジャウメ・ムナール(スペイン)

○25ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)[26] 6-4 7-6(2) 3-2 Ret. ●27ファビオ・フォニーニ(イタリア)

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○32ラファエル・ナダル(スペイン)[5] 6-3 6-1 6-4 ●30コランタン・ムーテ(フランス)[WC]

○37ブランドン・ナカシマ(アメリカ)7-6(6) 6-4 6-2 ●39タロン・グリークスプア(オランダ)

○57セバスチャン・コルダ(アメリカ)[27] 7-6(5) 6-3 6-3 ●60リシャール・ガスケ(フランス)

○64カルロス・アルカラス(スペイン)[6] 6-1 6-7(7) 5-7 7-6(2) 6-4 ●61アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)

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写真◎Getty Images

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