今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」（フランス・パリ／本戦5月22日～6月5日／クレーコート）の男子シングルス3回戦で、第6シードのカルロス・アルカラス（スペイン）が第27シードのセバスチャン・コルダ（アメリカ）を6-4 6-4 6-2で下してベスト16に進出した。試合時間は2時間6分。

　ふたりは4月にモンテカルロ（ATP1000／クレーコート）の2回戦で顔を合わせており、コルダが7-6(2) 6-7(5) 6-3で勝っていた。ストレートで雪辱したアルカラスはこの勝利で、4月のバルセロナ（ATP500／クレーコート）から続いているキャリア最長の連勝を「13」に伸ばした。

　ロラン・ギャロスに3年連続出場となる19歳のアルカラスは初めて予選を突破した昨年の大会で3回戦に進出し、ヤン レナード・ストルフ（ドイツ）に4-6 6-7(3) 2-6で敗れていた。今シーズンのアルカラスは4月のマイアミ（ATP1000／ハードコート）と5月のマドリッド（ATP1000／クレーコート）のATPマスターズ1000大会を含む4勝を挙げてトップ10入りを果たし、28勝3敗の戦績で今大会を迎えている。

　アルカラスは次のラウンドで、第10シードのキャメロン・ノリー（イギリス）を6-2 7-5 5-7 6-4で破って勝ち上がった第21シードのカレン・ハチャノフ（ロシア）と対戦する。

　そのほかの試合では第3シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）がブランドン・ナカシマ（アメリカ）を7-6(2) 6-3 7-6(5)で退け、予選勝者のベルナベ・サパタ ミラージェス（スペイン）は第23シードのジョン・イズナー（アメリカ）を6-4 3-6 6-4 6-7(5) 6-3で倒す番狂わせを演じ、勝ち上がった両者が4回戦で顔を合わせることになった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、Qは予選勝者

男子シングルス3回戦｜主な試合結果

○33アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）[3] 7-6(2) 6-3 7-6(5) ●37ブランドン・ナカシマ（アメリカ）

○46ベルナベ・サパタ ミラージェス（スペイン）[Q] 6-4 3-6 6-4 6-7(5) 6-3 ●41ジョン・イズナー（アメリカ）[23]

○56カレン・ハチャノフ（ロシア）[21] 6-2 7-5 5-7 6-4 ●49キャメロン・ノリー（イギリス）[10]

○64カルロス・アルカラス（スペイン）[6] 6-4 6-4 6-2 ●57セバスチャン・コルダ（アメリカ）[27]