アルカラスがコルダにモンテカルロのリベンジ、4回戦の相手はノリーを倒したハチャノフ [フレンチ・オープン]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第6シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第27シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-4 6-4 6-2で下してベスト16に進出した。
マイアミ・オープン優勝の熱も冷めやらなかった4月のモンテカルロ・マスターズ2回戦でコルダに敗れていたアルカラスは、内容的には競りながらも終始試合の主導権を握り、きっぱりとした形でリベンジをやってのけた。
「このような素晴らしい雰囲気の中でプレーできて感激だ。人々は試合を楽しんでくれたと思うし、僕もこのような素敵な観客の前でプレーできて本当にうれしいよ」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。
「僕はコートの上で楽しもうとしている。僕はテニスが大好きだし、このような大きな舞台でプレーするのも大好きだから、その瞬間瞬間を楽しんでいるんだ」
2回戦で母国の先輩でもあるアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)に対して長い苦闘を強いられ、深刻な敗戦の危機にさらされたアルカラスだったが、この日は後ろからの力強いストロークにドロップショットとロブ、ネットプレーなど多彩なショットを自在に操り、揺らぐことなく勝利を掴んだ。
「僕は常にアグレッシブにプレーしていると言えると思う。例え劣勢でも、勝っていても、厳しい瞬間でも、厳しい試合でも、僕は試合を通して自分のスタイルを維持している」とアルカラスはコメントした。
試合直後にオンコートインタビューを担当した元ロラン・ギャロス優勝者でもあるレジェンドのマッツ・ビランデル(スウェーデン)に第2セット5-4からのゲームで3度サーブ&ボレーをしたか理由を尋ねられると、「いつも(コーチの)フアン カルロス・フェレロ(スペイン)に厳しい瞬間や重要な瞬間こそアグレッシブにいけと言われているんだ。だからサーブ&ボレーをやってみて心地よさを感じたから、2回3回とやってみたんだよ」とアルカラスは照れ笑いをしながら答えた。
アルカラスは次のラウンドで、第10シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を6-2 7-5 5-7 6-4で破って勝ち上がった第21シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。
「彼とは一度一緒に練習したことがあるだけだけど、彼の試合は観たことがあるから厳しい戦いになることはわかっている。彼は強敵だ。そして僕は、そういう試合が好きなんだ」とアルカラスは次戦を見据えた。
写真◎Getty Images
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