「試合後のマックのポテトは最高!」ベスト8進出のカサキナ [フレンチ・オープン]

フレンチ・オープン4回戦でカミラ・ジョルジ(イタリア)に勝利したダリア・カサキナ(ロシア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第20シードのダリア・カサキナ(ロシア)が第28シードのカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-2 6-2で下してベスト8に進出した。

「試合前は少し心配だった。カミラがどんなプレーをするかわかっていたから。でも、同時にどんな展開になるかわからなかった。自分のプレーには満足している。タフな場面も乗り越えて結果が残せてうれしい」

グランドスラム大会の準々決勝は4年ぶりのこと。2018年と比べてどう変わった?

「内面は変わってないと思う。私は4年前と同じ人間のままだと思っている。少しだけ成熟したのかもしれない。少し成長できていたらうれしい」

以前に比べてかなり頭を使ってプレーしているように見える。2016年から何が変わった? 今大会は4試合でまだ14ゲームしか落としていないのは君だけだ。でも準決勝にはまだ進出したことがない。

「ありがとう。説明できないこともある。変えたこともあるし、そうでないこともある。今回、準決勝にいけるか、見てみましょう。すべてを出し尽くす覚悟がる。6年前の自分のことはよく覚えていない。過去の試合映像を観ると、今のほうが大事な場面でいい判断ができていると思う。フィジカル面でもかなりトレーニングしてきたから、前より動きはいいはず。これらが6年間に起きた変化だと思う」

相手にリードされたとき、少し時間を掛けたり、プレーを変えたり、サービスのスピードを変化させていた。凄く考えて美しくプレーできていると思う。

「ありがとう。質問は何だっけ? まず、コーチが素晴らしい。練習試合と実戦は全然違うから、実戦でしっかり頭の中を整理するのは物凄く難しい。でも、数ヵ月前に比べてその点はかなりよくできるようになったと思う」

この数週間、このレベルに到達して、ここまで勝ち上がる手応えは感じていた?

「ローマでいいレベルに到達しているのを実感できた。パウラ・バドーサ(スペイン)との試合のあと、物凄くいいレベルで楽しくプレーできているのと感じた。映像で試合を振り返って、すべてがうまく運んでいることを確認できた。いろいろ噛み合うようになって、今があると思う」

準々決勝の相手は同じロシアのベロニカ・クデルメトワ。確か、サンクトペテルブルクで彼女に勝っているよね?

「ええ、そしてジュニアの頃に何度も勝った。何度も、何度も対戦してきたから」

君は甘いものが好きだと聞いたが、今大会では健康的な食事しか摂っていない? 勝ったあとはご褒美を自分に与えている?

「もちろん、いいプレーをしたらご褒美は与えている。でも今は甘い物よりも少し塩気のあるものを食べている。前の試合に勝った後はマックのポテトを食べた。最高だった! ポテトチップスも大好きなの。スイーツも大好きだけど、前よりは少し控えている」

過去に比べてどんなところが成熟し、どんなところがまだ未熟だと感じる?

「何故そんなことを聞くの? 以前より成熟した。それだけ! 細かいことは考えていない。コート上での判断、コート外での過ごし方では、自分がすべきことに以前より集中できている。それがとても重要だと思う。集中するのは難しいし、簡単に切らしてしまうから。自分の仕事に以前よりも集中できている」

クデルメトワと何度も対戦したと言ったが、仲もいい? ジュニアで対戦した試合を憶えている?

「もう凄く昔の話だから。昨年、ビリー ジーン・キング・カップで優勝したチームで一緒だったし、素敵な思い出はたくさんある。同い年だから、ヨーロッパの大会でも何度も一緒に戦った。そして今回はロラン・ギャロスの準々決勝。素晴らしい試合になると思う」

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写真◎Getty Images

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