シフィオンテクがタフな4回戦を乗り越えエナンに並ぶマッチ32連勝、ジェン・チンウェンは健闘も負傷で失速 [フレンチ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が19歳のジェン・チンウェン(中国)を6-7(5) 6-0 6-2で倒してベスト8に進出した。試合時間は2時間45分。

 競り合いの末に5つのセットポイントを凌いで第1セットを先取したジェンだったが、第2セット0-3とされたあとにメディカルタイムアウトを取って右太腿にテーピングをして戻ってくると、そのあとは2ゲームしか取ることができなかった。

 2月末のドーハ(WTA1000/ハードコート)から5大会連続優勝中のシフィオンテクはキャリア最長の連勝を「32」に伸ばし、2007年から08年にかけて記録したジュスティーヌ・エナン(ベルギー)に並んだ。

 ロラン・ギャロスに4年連続出場となる20歳のシフィオンテクは、秋に開催された2020年大会でノーシードから1セットも落とさず1997年のイバ・マヨーリ(クロアチア)以来となる10代チャンピオンに輝いた。タイトル防衛に挑んだ昨年は、準々決勝でマリア・サカーリ(ギリシャ)に4-6 4-6で敗れていた。

 両者は今回が初対戦。グランドスラム大会出場が2度目だったジェンは、木曜日に2018年大会のチャンピオンで第19シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を倒す番狂わせを演じてキャリア最大の勝利を挙げるなど勢いに乗っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦で予選勝者のレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)を6-2 6-0で、2回戦でアリソン・リスク(アメリカ)を6-0 6-2で、3回戦ではダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)を6-3 7-5で破って16強入りを決めていた。

 シフィオンテクは次のラウンドで、第11シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。ペグラは4回戦で、イリア カメリア・ベグ(ルーマニア)を4-6 6-2 6-3で下しての勝ち上がり。

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写真◎Getty Images

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