柴原瑛菜とクールホフがともにグランドスラム初優勝、日本人選手の同大会ミックスダブルス制覇は1997年の平木理化さん以来 [フレンチ・オープン]

写真は優勝を決めた直後の柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/左)とヴェスレイ・クールホフ(オランダ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)のミックスダブルス決勝で、第2シードの柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)/ヴェスレイ・クールホフ(オランダ)がウルリカ・エイケリ(ノルウェー)/ヨラン・フリーゲン(ベルギー)を7-6(5) 6-2で下し、ともにグランドスラム初優勝を飾った。試合時間は1時間29分。

 日本人選手がロラン・ギャロスの同種目でタイトルを獲得したのは、1997年にマヘシュ・ブパシ(インド)とのペアで成し遂げた平木理化さん以来となる。

 クールホフと柴原のコンビは、今回がミックスダブルス初参戦。柴原はエイジア・ムハメッド(アメリカ)と組んで女子ダブルスに第9シードで出場していたが、3回戦でマディソン・キーズ/テイラー・タウンゼント(ともにアメリカ)に6-7(12) 2-6で敗れていた。

 今大会での柴原/クールホフは1回戦でアレクサ・グラーチ(チリ)/ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)を3-6 6-4 [10-6]で、2回戦でデミ・シヒュース/マットヴェ・ミドルコープ(ともにオランダ)を6-3 6-4で、準々決勝で2021年オーストラリアン・オープン準優勝ペアのサマンサ・ストーサー/マシュー・エブデン(ともにオーストラリア)を6-3 6-4で、準決勝では第3シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ジョン・ピアース(オーストラリア)を6-3 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 4人の中でグランドスラム決勝の舞台に立ったことがあったのはニコラ・メクティッチ(クロアチア)と組んで2020年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で準優勝を飾ったクールホフだけだったが、より大舞台の経験が豊富だった柴原/クールホフが栄冠に輝いた。


自身のサービスエースで優勝を決めた瞬間の柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)(Getty Images)


ミックスダブルスで優勝を飾った柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/右)とヴェスレイ・クールホフ(オランダ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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