「ウクライナの人々には強くあって欲しい」シフィオンテクが優勝スピーチでメッセージ [フレンチ・オープン]

フレンチ・オープンを制したイガ・シフィオンテク(ポーランド)が優勝スピーチでウクライナにエール。キャップにウクライナカラーのリボンをつけて戦った(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス決勝で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第18シードのコリ・ガウフ(アメリカ)を6-1 6-3で下して2年ぶりに女王の座に返り咲き、優勝スピーチで語った。

「ココに泣かないでと言ったのに、ここで私が泣いてどうしよう? まずはココ、準優勝おめでとう。毎月努力をしてきた姿を見ているし、常に成長を続けている。私があなたの年齢だったとき、私はツアー1年目で自分が何をしているのかもわかっていなかった。あなたなら私よりもうまくやれると確信している。私のチームの皆、ありがとう。皆がいなければ今私はここにいない。ようやくすべてのピースがひとつに噛み合ってうれしい。皆が一生懸命やってくれて、私も一生懸命にやってきた。皆はここに辿り着くだけのことをしてくれた。いつも、どんなことがあっても、サポートしてくれてありがとう」

「そこにいるお父さんもありがとう。あなたがいなければ私はこの世に生まれていない。すべてをありがとう。家で応援してくれているお姉さんもありがとう。私のボックスにいる皆、私がここまで辿り着くのに力を尽くしてくれてありがとう。2年前ここで優勝したのは凄いことだった。私自身も予想していなかった。今回は努力して、プレッシャーが大きく、きつい中でもここにくるためにすべてを尽くしてきた」

「応援してくれた皆さんありがとう。ポーランドの国旗もすべて見えているわ。皆と一緒にいられて、タフなときも支えてくれて感謝している。大会ディレクターとFFT(フランステニス連盟)も大会を開催してくれてありがとう。いつも素晴らしい雰囲気だった。いつもここに来るたびに、モティベーションがさらに高まるの。ここに戻ってくるのはいつも楽しみにしている。スポンサーの方々もありがとう」

「オーマイゴッド(涙)。最後に、ウクライナの人々に強くあって欲しいと伝えたい。この言葉は今もここに残っている。私がドーハで行った最初のスピーチのとき、次に自分がスピーチをするときまでには状況がよくなることを祈っていた。でもまだ希望は捨てていない。できるだけサポートしたい。皆、ありがとう。また来年も会いましょう!」

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写真◎Getty Images

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