上地/モンジェーヌはマッチタイブレークの末に惜敗、デ グロート/ファンクォトが大会5連覇 [フレンチ・オープン車いすの部]

写真は2021年フレンチ・オープンでの上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の車いす女子ダブルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)は第1シードのディーダ・デ グロート/アニーク・ファンクォト(ともにオランダ)に6-7(5) 6-1 [8-10]で惜敗し、デ グロート/ファンクォトが5連覇を達成した。試合時間は2時間4分。

 この試合は前日に始まったが、マッチタイブレーク4-4の時点で降雨により順延となっていた。

 四大大会でデ グロート/ファンクォトがタイトルを獲得したのは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)に続いて通算11回目となる。同ペアは2019年に目覚ましい活躍を見せ、『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』の偉業を成し遂げた。

 シングルスに第1シードで出場していたデ グロートは前日に行われた決勝で第2シードの上地を6-4 6-1で倒しており、昨年に続いて単複2冠に輝いた。

 今大会でのデ グロート/ファンクォトは、初戦となった準決勝で大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)/ジュ・ジェンジェン(中国)を6-2 7-6(1)で破って勝ち上がっていた。

 2022年シーズンに入って初めてペアを組んだ上地/モンジェーヌは5月のバルセロナ(ITF2シリーズ/クレーコート)とアヌシー(ITF1シリーズ/クレーコート)を制して今大会を迎えていたが、同ペアでの連勝は「6」でストップした。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各12ドロー&男女ダブルス各6ドローで争われた。

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写真◎Getty Images

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