キリオスがチチパスを倒して準々決勝へ「僕が努力していることの証明」 [ATPハレ]

写真はニック・キリオス(オーストラリア/右)とステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月13~19日/賞金総額227万5275ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、ニック・キリオス(オーストラリア)が第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を5-7 6-2 6-4倒してベスト8に進出した。

 双方が断続的にスーパーショットを見せながら競り合った壮観な戦いの末にセットを分け合ったあと、第3セット4-4からブレークに成功したキリオスが続くサービング・フォー・ザ・マッチをセンターへのサービスエースで締めくくり、ラブゲームでキープして勝利をもぎ取った。

「ステッフ(チチパス)は現在、世界最高峰の選手のひとりだ。そして彼はこれから多くのグランドスラム大会で素晴らしい成績を挙げることだろう。自分について同じことが言えるかはわからないけど、それでも僕は出場する大会でこのレベルのプレーをすることができることに満足している。それは僕がプレーしていないときにいかに懸命に努力を積んでいるかの証明でもある」とキリオスは試合後にコメントした。

「先に勝ち進んでいくことに凄くわくわくしている。世界最高のコートでこのような大きな勝利を挙げ続けたいね」

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキリオスは次のラウンドで、セバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-4 0-6 6-3で破って勝ち上がった第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦する。

「楽しみだね。彼は凄いプレーヤーだ。彼はすべてのサーフェスでいいプレーができる。だから全力で挑んでみるよ。何本かリターンを決めて、ビッグサーブを打ち込み、どうなるか見てみよう」とキリオスは次戦を見据えた。

 センターコートの第1試合では、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がダビド・ゴファン(ベルギー)を6-3 6-2で下して2回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合では第4シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を7-6(7) 6-1で、第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)はディフェンディング・チャンピオンのユーゴ・アンベール(フランス)を7-6(5) 6-3で下し、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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