サービスゲーム好調のチチパスが初戦にストレート勝利 [マヨルカ選手権]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月19~25日/賞金総額95万1745ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を6-4 6-4で下して8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、チチパスはこの試合が初戦だった。世界ランク6位のチチパスは試合を通してファーストサーブからのポイントを5本しか落とさずサービスゲームをきっちりキープし、一度もブレークポイントに直面しなかった。

「この種のコートではサービスが非常に重要だ。僕は自分のサーブからの状況にとてもうまく対処していた」とチチパスは試合後のオンコートインタビューで満足感を滲ませた。

「ラリーでは少しフィーリングがよくなってきたよ。ファーストサーブのあと、凄くいい形でボールの後ろに入って正しい打点で打てていた。対戦相手も対処するのが難しかったと思う。とてもうまくできたし、しっかりと集中して最後までいいテニスができた」

 チチパスは準々決勝で、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)との同胞対決を4-6 7-6(5) 6-4で制して勝ち上がったマルコス・ギロン(アメリカ)と対戦する。

 第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は同胞のアスラン・カラツェフ(ロシア)を4-6 6-3 6-2で倒し、ニック・キリオス(オーストラリア)が腹筋のケガで棄権したため不戦勝で勝ち上がった第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に対する準々決勝に駒を進めた。

 ディフェンディング・チャンピオンのメドベージェフは第2セットで手にした唯一のブレークポイントをものにし、第3セットでは脚に問題を抱えている様子のカラツェフを圧倒した。

 風が強いコンディションの中で試合を終えたあと、メドベージェフは「リズムに乗ってプレーしずらかった。多くのポイントで、とにかくボールをコートに入れたほうが点を取るという感じだった。簡単ではなかったけど、勝ててうれしいよ。それがもっとも重要なことだからね」と振り返った。

 同日には第3シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と第4シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)も初戦に臨んだが、いずれもストレート負けを喫した。シャポバロフがバンジャマン・ボンジ(フランス)に4-6 1-6で、カレーニョ ブスタは予選勝者のアントワーヌ・ベリエ(スイス)に3-6 4-6で敗れた。シャポバロフはこのところ早期敗退が多く、やや不振に陥っている。

 そのほかの試合ではタロン・グリークスプア(オランダ)がアレックス・モルチャン(スロバキア)に0-6 6-3 7-6(3)で競り勝ち、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)は第8シードのセバスチャン・バエズ(アルゼンチン)を6-2 2-6 6-4で振りきり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではグリークスプアがベリエと、アルトマイヤーはボンジと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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