今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」（イギリス・ロンドン／本戦6月27日～7月10日／グラスコート）の女子シングルス2回戦で、第3シードのオンス・ジャバー（チュニジア）が予選勝者のカタジーナ・カバ（ポーランド）を6-4 6-0で下してベスト32に進出した。試合時間は1時間4分。

　ウインブルドンに2年連続5度目の出場となる27歳のジャバーは、2年ぶりに開催された昨年のベスト8がこれまでの最高成績。そのときは4試合を勝ち抜いたあと、準々決勝でアーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）に4-6 3-6で敗れていた。

　今シーズンのジャバーは5月にマドリッドでキャリア最大のタイトルを獲得するなどここまで30勝9敗の戦績を残し、ウインブルドン開幕日に世界ランク自己最高の2位となって今大会を迎えている。昨年6月のバーミンガム（WTA250／グラスコート）でWTAツアーのシングルスで優勝した初のアラブ人女性となったジャバーは、2週間前のベルリン（WTA500／グラスコート）でツアー3勝目を挙げた。

　ジャバーは次のラウンドで、予選から勝ち上がってきた日本の本玉真唯（島津製作所）を6-3 6-2で破って勝ち上がったディアン・パリー（フランス）と対戦する。

　そのほかの試合では第5シードのマリア・サカーリ（ギリシャ）、第28シードのアリソン・リスク アムリトラジ（アメリカ）、イリア カメリア・ベグ（ルーマニア）、カーヤ・ユバン（スロベニア）が3回戦に駒を進めたが、残り2試合は日没順延となった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、Qは予選勝者

女子シングルス2回戦｜主な試合結果

○72アリソン・リスク アムリトラジ（アメリカ）[28] 3-6 6-1 6-0 ●70マヤ・ハリンスカ（ポーランド）[Q]

86パンナ・アドゥヴァーディ（ハンガリー）6-3 6-7(5) 順延 88エリース・メルテンス（ベルギー）[24]

○90ディアン・パリー（フランス）6-3 6-2 ●92本玉真唯（日本／島津製作所）[Q]

○96オンス・ジャバー（チュニジア）[3] 6-4 6-0 ●94カタジーナ・カバ（ポーランド）[Q]

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○97マリア・サカーリ（ギリシャ）[5] 6-3 6-4 ●100ビクトリヤ・トモバ（ブルガリア）

○108イリア カメリア・ベグ（ルーマニア）6-4 6-4 ●106エリザベッタ・コッチャレット（イタリア）

114ワン・チャン（中国）5-7 4-5 順延 116ヘザー・ワトソン（イギリス）

○119カーヤ・ユバン（スロベニア）7-5 6-3 ●118ダルマ・ガルフィ（ハンガリー）