2児の母マリアがオスタペンコに逆転勝利で準々決勝へ快進撃 [ウインブルドン]

写真はタチアナ・マリア(ドイツ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の女子シングルス4回戦で、タチアナ・マリア(ドイツ)が第12シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)との接戦を5-7 7-5 7-5で制してベスト8進出を果たした。試合時間は2時間8分。

 第1セットを落としたマリアは第2セットも1-4とリードされながら巻き返し、4-5のサービスゲームでマッチポイントを2本凌ぐと3ゲーム連取でセットオールに追いついた。オスタペンコは第3セットで4-5からラブゲームでブレークバックして粘りを見せたが、マリアが2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをキープして激闘を締めくくった。

 ウインブルドンに3年ぶり10度目の出場となる34歳のマリアは、2015年の3回戦進出がこれまでのグランドスラム大会における最高成績だった。前回プレーした2019年は、1回戦でディフェンディング・チャンピオンだったアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に4-6 3-6で敗れていた。

 両者は今回が初対戦。ツアー初優勝を2018年6月にグラスコートのマヨルカ(WTAインターナショナル)で飾ったマリアは今年4月にボゴタ(WTA250/クレーコート)で2勝目を挙げ、今世紀で初となるツアー大会のシングルスでタイトルを獲得した2児の母となった。

 今大会でのマリアは1回戦で予選勝者のアストラ・シャルマ(オーストラリア)を4-6 6-3 6-4で、2回戦で第26シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-3 1-6 7-5で、3回戦では第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-3 7-5で破って16強入りを決めていた。

 マリアは準々決勝で、ユレ・ニーマイヤー(ドイツ)とヘザー・ワトソン(イギリス)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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