ガリンが2本のマッチポイントを凌いだ末に初のグランドスラム8強へ、デミノーは2セットアップから逆転負け [ウインブルドン]

写真はクリスチャン・ガリン(チリ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、クリスチャン・ガリン(チリ)が第19シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)に2-6 5-7 7-6(3) 6-4 7-6(10-6)で競り勝ち、グランドスラム大会で初のベスト8進出を果たした。試合時間は4時間34分。

 2セットアップから追いつかれたデミノーは第5セット5-4のレシーブゲームで15-40とマッチポイントを2つ手にしたが、アグレッシブなプレーで危機を回避したガリンがもつれ込んだ10ポイントタイブレークを制して逆転劇を締めくくった。

 ウインブルドンに2年連続5度目の出場となる26歳のガリンは、昨年の4回戦進出がこれまでの最高成績だった。そのときは本戦初勝利を含む3連勝を飾ったあと、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に2-6 4-6 2-6で敗れていた。

 デミノーは過去3戦でガリンにセットを取られたことがなかったが、4度目のマッチアップで初黒星を喫した。グラスコートでは2週間前にイーストボーン(ATP250)の1回戦で顔を合わせ、デミノーが6-3 6-3で勝っていた。

 今大会でのガリンは1回戦でラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のエリアス・イーメル(スウェーデン)を6-3 7-5 6-4で、2回戦でラッキールーザーのユーゴ・グルニエ(フランス)を6-3 6-1 6-1で、3回戦では第29シードのジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)を6-2 6-3 1-6 6-4で破って16強入りを決めていた。

 ガリンは準々決勝で、ニック・キリオス(オーストラリア)とブランドン・ナカシマ(アメリカ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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