「キリオスに勝つには100%の状態でなければならない」準々決勝で腹部を負傷したナダル [ウインブルドン]

ウインブルドン準々決勝でテイラー・フリッツ(アメリカ)を倒したラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を3-6 7-5 3-6 7-5 7-6(10-4)で倒し、オンコートインタビューで語った。

――信じられない試合だった。どうやったんだ? 説明してくれ。

「わからない。正直、このような試合を皆の前でプレーするのをいつも楽しんできた。感謝してもしきれない。素晴らしい選手を相手に素晴らしい試合だった。今シーズン素晴らしいプレーを見せているテイラーにおめでとうと言いたい。自分から見たら、まったく簡単な試合じゃなかったから、準決勝に進めてよかった。以上だ」

――試合の途中で負傷して、最後までプレーできないと思った。

「体は大丈夫だが、問題はある。サービスの打ち方を少し変えなければならなかった。最後まで試合ができないかもしれないと何度も思った。でも素晴らしいエネルギー、その他の要素のおかげかもしれない。最後まで戦えた」

――過去にここで特別な瞬間が何度もあった。14年前の今日がロジャー・フェデラー(スイス)との伝説の決勝の日。今日の試合でも皆が君を後押ししてくれたと感じた?

「かなり昔のことだが、ロジャーとの決勝は忘れられない。2019年の準決勝も同様だ。彼とは世界中のコートでたくさんの特別な思い出がある。このコートでは、お互いのキャリアの中でも大事な試合をいくつも戦ってきた。2008年の自分には、2022年ウインブルドンでプレーする姿を想像することができなかっただろうね」 

ニック・キリオス(オーストラリア)と準決勝について何か話せる?

「まず、プレーできる状態になればいい。ニックはすべてのサーフェス、とくにグラスコートで強い。今年はグラスコートシーズンで素晴らしい成績を残している。大きなチャレンジになる。この試合で勝つチャンスを掴むには、100%の状態でなければならない」

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写真◎Getty Images

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