上地結衣は準優勝、デ グロートがグランドスラム7大会連続制覇でタイトルを防衛 [ウインブルドン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで2連覇を達成したディーダ・デ グロート(オランダ/左)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の車いす女子シングルス決勝で第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に4-6 2-6で敗れ、デ グロートが2連覇を達成した。試合時間は1時間13分。

 この結果で両者の対戦成績は、デ グロートの31勝15敗となった。直近のグラスコートでは2週間前にイーストボーン(ITF2シリーズ)の決勝で顔を合わせ、デ グロートが6-3 6-2で勝っていた。

 25歳のデ グロートがグランドスラム大会のシングルスでタイトルを獲得したのは、昨年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)から7大会連続で通算15回目(全豪4回、全仏3回、ウインブルドン4回、全米4回)となる。

 昨シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得し、『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げた。

 今大会でのデ グロートは1回戦でダナ・マシューソン(アメリカ)を6-1 6-1で、準決勝ではワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)を6-1 6-0で破って決勝進出を決めていた。

 アニーク・ファンクォト(オランダ)とのペアで第1シードとして出場しているダブルスでも勝ち残っているデ グロートは、単複2冠をかけた決勝で上地/マシューソンと対戦する予定になっている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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