グランドスラム10大会連続優勝中だったヒュウェット/リードを倒したフェルナンデス/国枝慎吾が初の栄冠に輝く [ウインブルドン車いすの部]
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の車いす男子ダブルス決勝で、第2シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(ユニクロ)が第1シードのアルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード(ともにイギリス)を6-3 6-1で下して同ペアでのグランドスラム2勝目を挙げた。試合時間は1時間16分。
両ペアは昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)から4大会連続グランドスラム決勝で対決し、すべてヒュウェット/リードが勝っていた。これにより、ヒュウェット/リードが続けていた四大大会連続優勝は「10」でストップした。
国枝とフェルナンデスのコンビは、今大会が19回目のグランドスラム出場。これまで6度決勝に進出し、2019年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で栄冠に輝いた。
今大会でのフェルナンデス/国枝は、1回戦で小田凱人(東海理化)/ニコラ・パイファー(フランス)を6-4 6-2で破って勝ち上がっていた。
シングルスに第1シードで出場している国枝は前日に行われた準決勝でディフェンディング・チャンピオンのヨアキム・ジェラード(ベルギー)を6-1 6-2で倒しており、単複2冠と同種目での『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』達成をかけて第2シードのヒュウェットと対戦する予定になっている。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
写真◎Getty Images
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