ウィム・フィセッテ氏が大坂なおみとのコーチ契約終了を発表

写真はオーストラリアン・オープンを前に会場で練習中の大坂なおみ(フリー/右)とコーチのウィム・フィセッテ(ベルギー)(Getty Images)


 名コーチとして知られるウィム・フィセッテ(ベルギー)が自身のインスタグラムを更新し、大坂なおみ(フリー)との協力体制を終えることを発表した。フィセッテ氏は2020年1月から大坂のコーチを務め、大坂はフィセッテ氏とともに2020年USオープンと2021年オーストラリアン・オープンでタイトルを獲得していた。

 2020年USオープンで優勝したときの2ショット写真などを投稿したフィセッテ氏は、「2019年以来(※同氏のコーチ就任が発表されたのは2019年12月)なおみのコーチを務め、彼女がチャンピオンに育っていく様子を目にできたのは光栄なことでした。彼女は新しい世代にインスピレーションを与えてテニスに夢中にさせ、信じることのために声を大にするよう促しました。その旅路に参加できたのは素晴らしいことでした」とコメントした。

「ありがとう。幸運を祈ります。そして自分の新章を楽しみにしています」

 フィセッテ氏は大坂のコーチになる前にキム・クライシュテルス(ベルギー)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)など多くの元世界ランク1位の女子選手たちを指導してきた。

 大坂はフィセッテ氏とともにグランドスラム大会で2度栄冠に輝いたが、プレー以外の理由やケガなどのために戦線離脱して一時ランキングを85位まで落とした。再浮上を目指す今季の大坂はWTA1000大会のマイアミで1年以上ぶりに決勝まで勝ち進み、イガ・シフィオンテク(ポーランド)に敗れはしたが準優勝を飾っていた。

 フレンチ・オープン1回戦敗退後にアキレス腱のケガによりふたたびツアーから離れていた大坂は、8月にアメリカ・カリフォルニア州サンノゼで開催されるWTA500大会からワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り復帰する予定になっている。

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写真◎Getty Images

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