ビーナス・ウイリアムズがトロントでシングルス復帰を予定
WTAツアー公式戦の「国立銀行オープン」(WTA1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月8~14日/賞金総額269万7250ドル/ハードコート)からワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り、元世界ナンバーワンでグランドスラム優勝歴7回のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が約12ヵ月ぶりにシングルスの試合をプレーすることになった。
42歳のビーナスが最後にシングルスの公式戦をプレーしたのは1回戦でシェイ・スーウェイ(台湾)に敗れた昨年8月のシカゴで、最後の勝利は2021年ウインブルドン1回戦でのミハエラ・ブザルネスク(ルーマニア)に対するものだった。
今年のウインブルドンでミックスダブルスに参戦してプレーを再開したビーナスは、ジェイミー・マレー(イギリス)とのペアで2回戦に進出していた。
トロントはかつて、ビーナスにとって記念すべき大会だった。15歳だった1995年に彼女はワイルドカードを受け取りティアⅠ(現在のWTA1000カテゴリー)デビューを遂げ、1回戦でサビーネ・アペルマンス(ベルギー)に敗れていた。
しかしトロントはビーナスにとって成績面において幸運な場所ではなく、同地の戦績は2勝7敗で2017年の3回戦進出がこれまでの最高成績となっている。同大会は隔年でトロントとモントリオールで男女の大会を交互に開催しており、モントリオールでは2014年に決勝でアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)に敗れはしたが準優勝を飾っていた。
今年の大会にはビーナスの妹であるセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)もスペシャル・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)でエントリーしており、ワイルドカードを獲得した2019年大会チャンピオンのビアンカ・アンドレスク(カナダ)のほか世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)を筆頭にトップ10全員が参戦する予定になっている。
写真◎Getty Images
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