2週連続優勝のペラが亡きコーチへの想いを吐露「このトロフィーを彼と彼の思い出に捧げます」 [ハンブルク・オープン]

写真は2週連続優勝を飾ったベルナルダ・ペラ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(WTA250/ドイツ・ハンブルク/7月17~23日/賞金総額25万1750ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、世界ランク81位のベルナルダ・ペラ(アメリカ)が第1シードで世界2位のアネット・コンタベイト(エストニア)を6-2 6-4で下して2週連続優勝を飾った。

 前週のブダペストで予選から1セットも落とさずツアー初タイトルを獲得していた27歳のペラは、その勢いをここハンブルクにも持ち込んだ。これで彼女が前週の予選から続けている連勝「12」となり、24セットを連続で奪取したということになる。

 表彰式でのスピーチで、ペラはこの勝利をこの春に41歳の若さで腹部の癌により亡くなったコーチのクリスティヤン・シュナイダー氏に捧げた。シュナイダー氏はかつて、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)、アナ・コニュ(クロアチア)、オルガ・ダニロビッチ(セルビア)も指導していた。

「私は彼にコーチしてもらうことができて幸運でした。私はこのトロフィーを彼と彼の思い出に捧げます」とペラは語った。

「彼の持っていた輝き、情熱、意欲をほんの少しだけでもいいから世界にもたらせたらと願います」

 2月にドーハの予選で右腿を負傷して約2ヵ月の戦線離脱を余儀なくされていたペラは先週ブダペストにきたときに130位だったが、この2週間の快進撃で大会後に発表されるWTAランキングでは60位以内に浮上して自己最高を更新することが確実となった。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、ソフィー・チャン/アンジェラ・クリコフ(ともにアメリカ)が第3シードの加藤未唯(ザイマックス)/アルディラ・スチアディ(インドネシア)を6-3 4-6 [10-6]で倒してチャンピオンに輝いた。


女子ダブルス優勝のソフィー・チャン(アメリカ/左)とアンジェラ・クリコフ(アメリカ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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