6つ目のマッチポイントで試合を締めくくったシナーが準々決勝進出「タフな試合になるこことはわかっていた」 [クロアチア・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「プラバ・ラグナ・クロアチア・オープン・ウマグ」(ATP250/クロアチア・ウマグ/7月25~31日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で第2シードのヤニク・シナー(イタリア)が6つのデュースを潜り抜けた末にサービスゲームをキープし、ジャウメ・ムナール(スペイン)を6-4 6-4で退けベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シナーはこの試合が初戦だった。

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に競り負けたウインブルドン準々決勝以来の試合をプレーしたシナーはこのムナールとの初対決でもハイレベルのプレーを続けていたが、試合の最後を締めくくるのにやや苦労した。

「最後は本当に厳しかったけど、次のラウンドに進めて幸せだ。しばらく試合をしないで戻ってきたときというのは、決して簡単じゃないんだ。タフな試合になるこことはわかっていた。僕は出だしでやや硬くなり、最後もそうだった。でもそれも進歩の一環であり、次のラウンドではもっとプレーができるよう願っている」とシナーは試合後にコメントした。

 2時間近くかかった試合の大部分で双方がハイテンポでストロークを打ち合ったが、常に主導権を握っていたのはシナーのほうだった。シナーは第2セット5-4からのサービスゲームでふたつのブレークポイントをセーブし、プレッシャーがかかる場面で繰り返しネットに出てポイントを取りにいく勇気を見せた。

 シナーは次のラウンドで、第5シードのアレックス・モルチャン(スロバキア)を3-6 6-2 6-3で破って勝ち上がったロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。

 そのほかの試合ではベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)が第3シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)を3-6 6-3 6-2で倒す番狂わせを演じ、予選から勝ち上がってきた20歳のジュリオ・ゼッピエリ(イタリア)はダニエル エライ・ガラン(コロンビア)を6-4 3-6 6-1で退け、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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