オーストラリア一色だったダブルスの勝利でキリオスが喜びを吐露「ダブルスでの自信は過去最高」 [アトランタ・オープン]

写真は男子ダブルスで今季2勝目を挙げたタナシ・コキナキス(オーストラリア/右)とニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「アトランタ・オープン」(ATP250/アメリカ・ジョージア州アトランタ/7月25~31日/賞金総額79万2980ドル/ハードコート)の男子ダブルス決勝で、第2シードのタナシ・コキナキス/ニック・キリオス(ともにオーストラリア)が同胞のジェイソン・クブラー/ジョン・ピアース(ともにオーストラリア)に7-6(4) 7-5で競り勝ち優勝を飾った。

 膝の痛みによりシングルスの棄権を余儀なくされたキリオスはわざわざコートに出てきて観客に詫びを言い、ダブルスは何とか続けられるよう努力すると話した。その言葉を守った彼はコートでの動きがより少なく身体への負荷の軽いダブルスではプレーを続行し、最終的にタイトルを獲得した。

 大喜びのキリオスは試合後、「アトランタは特別な場所だ。(2016年に)シングルスのタイトルを勝ち獲り、今度はダブルスで優勝することができた。観客たちは素晴らしく、タイトルを獲得するために1日に2試合をプレーするというのも新しい体験だった」と語った。

「僕とコッキー(コキナキス)はかなり回復力があるほうだし、言うまでもなく今週はシングルスがなかったしね。でもダブルスでの自信は過去最高だよ」

 1月にオーストラリアン・オープンの男子ダブルスでグランドスラム初制覇を果たしたキリオスとコキナキスのコンビは、チームとして2022年に13勝2敗の好成績を誇っている。決勝では2人合わせて15本のサービスエースを決め、直面したブレークポイントをすべてセーブした。

「ニックと一緒にアトランタのダブルスで優勝することができて興奮しているよ。彼と一緒にプレーするのは常に喜びだ。これは今年2つ目のタイトルであり、僕らはチームとして日に日によくなってきている。素晴らしい1週間を過ごし、USオープンに向けてアトランタで夏のハードコートシーズンのいいスタートを切ることができた。この勢いに乗ってこのまま続けていければいいね」とコキナキスはコメントした。

 ATPツアーのダブルス決勝で戦った4人全員がオーストラリア人選手だったのは、“ウッディーズ”の愛称で親しまれたマーク・ウッドフォード/トッド・ウッドブリッジがウェイン・アーサーズ/サンドン・ストーレに勝った2000年ハンブルク以来のことだった。

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写真◎Getty Images

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