トロント優勝のハレプが苦戦を強いられながらも初戦に勝利 [ウェスタン&サザン・オープン]

写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月15~21日/賞金総額252万7250ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で第15シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアナスタシア・ポタポワ(ロシア)を6-4 3-6 6-3で振りきり、前週から続いている連勝を「7」に伸ばした。

 ふたり合わせて15回のブレークがあったこの試合でハレプは初めてセットを落としたが、2時間11分の熱戦を制してポタポワに対して3連勝を飾った。

 前週のトロント(WTA1000/ハードコート)で今季2勝目を挙げた30歳のハレプは約1年ぶりにトップ10に返り咲き、世界ランク6位で今大会を迎えている。

 ハレプは2回戦で、前日に勝ち上がりを決めていたベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦する。

 この日は2回戦が2試合行われ、第2シードのアネット・コンタベイト(エストニア)が予選勝者のテレザ・マルティンコバ(チェコ)に3-6 7-5 6-4で逆転勝利をおさめて16強入りを決めたが、第4シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)は予選勝者のカロリーヌ・ガルシア(フランス)に6-7(2) 7-6(6) 1-6で敗れた。上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、コンタベイトとサカーリはこの試合が初戦だった。

 同日にはUSオープン後の引退を示唆している40歳のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が初戦に臨んだが、第10シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)に4-6 0-6で敗れた。

 そのほかの試合では第14シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第16シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、マディソン・キーズ(アメリカ)、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)、エリース・メルテンス(ベルギー)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)、ジャン・シューアイ(中国)に加え、マリー・ブーズコバ(チェコ)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)、マルタ・コスチュク(ウクライナ)の予選勝者3人が2回戦に駒を進めた。

 シルステアが第12シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に6-2 6-7(3) 6-4で競り勝ち、ブーズコバは第11シードのコリ・ガウフ(アメリカ)が第2セット途中で棄権したため勝ち上がり、それぞれシードダウンを演じた。ガウフは第1セット5-3からのサービスゲームで左足首を捻るアクシデントに見舞われたあと5ゲーム連続で落とし、最終的に5-7 0-1となったところで試合続行を断念した。

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写真◎Getty Images

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