シフィオンテクがトロントに続いて3回戦敗退、初の世界1位撃破に「この勝利には大きな意味がある」とキーズ [ウェスタン&サザン・オープン]

写真はマディソン・キーズ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月15~21日/賞金総額252万7250ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、マディソン・キーズ(アメリカ)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-3 6-4で倒す金星を挙げた。

 この試合に先立ちキーズはシフィオンテクに対して2戦2敗で、特に今年のインディアンウェルズでは1-6 0-6で惨敗していた。彼女はまた、世界ランク1位の選手に対して過去5戦全敗だった。

「素晴らしい気分だわ。ご存じのように私は世界ナンバーワンの選手に勝ったことがなかったから、イガに勝つことができたのは私にとって大きな意味があることなの。特に彼女には2連敗していたしね。私は今、自分がかなりいいテニスをしていると思っているわ」とキーズは試合後に手応えを口にした。

 第1セット2-3から9ゲームを連取したキーズは、第2セット5-0として一気に勝利目前まで迫った。そこでようやくサービスゲームをキープしたシフィオンテクは次のゲームをラブゲームでブレークすると、4-5まで追い上げた。しかしキーズはそこで気持ちを切り替え、最後のレシーブゲームで4つ目のマッチポイントをものにしてシフィオンテクの逆襲を跳ね返した。

「私は自分が何故5-0までリードできたのかに気持ちを集中させなければならないと思っていた。(挽回された時間帯で)私は少し引いてしまい、彼女のほうはよりよいプレーをし始めたのだと思う」とキーズは追い上げられた場面について振り返った。

「彼女に状況を意識させるために、ゲームの早い段階で彼女にプレッシャーをかけなければならないのはわかっていた。気付けば5-4になっており、彼女はそのゲームを何とかキープしなければと感じていたはずよ。だから私は思いきり振り抜いてボールを叩き、足をしっかり動かすようにして、できるだけ早く大きなプレッシャーをかけようとしたの」

 シフィオンテクはウインブルドン3回戦でアリゼ・コルネ(フランス)に敗れるまで実に37連勝していたが、連勝がそこで途切れたあとは4勝4敗とやや低迷している。

 キーズは準々決勝で、アリソン・リスク アムリトラジ(アメリカ)を6-2 6-4で破って勝ち上がったウインブルドン優勝者のエレナ・リバキナ(カザフスタン)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles