今大会限りで引退示唆のセレナ・ウイリアムズは初戦でコビニッチと初対決 [USオープン]

写真はUSオープンに向けて会場で練習中のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の組み合わせ抽選が行われ、この大会を限りに引退することを示唆している40歳のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は1回戦で世界ランク80位のダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)と初対決することになった。

 初戦をクリアした場合、セレナは2回戦で第2シードのアネット・コンタベイト(エストニア)とジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)の勝者と対戦する。

 グランドスラム大会を23度制した女王は産休から復帰したあとも24勝目を目指して奮闘していたが、2018年と19年にはウインブルドンとUSオープンで決勝に進出しながら敗れ、あと一歩のところでタイトルを獲ることができなかった。セレナはそのあと断続的にケガに苦しめられ、グランドスラム優勝から遠ざかっている。

 女子のドローではトップシードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がジャスミン・パオリーニ(イタリア)に対する試合で大会を始め、2018年と20年のチャンピオンである日本の大坂なおみ(フリー)は1回戦で第19シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)と顔を合わせることになった。

 セレナの姉であるビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)はワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦しており、初戦の相手はアリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)に決まった。元ダブルスの名手であるレネ・スタブス(オーストラリア)のような専門家の中にはセレナが引退すればビーナスもそれに続くのではないかと推測している者も少なくないが、ビーナスは42歳ながら今のところ特に引退については言及していない。

 また第11シードとしてタイトル防衛に挑むエマ・ラドゥカヌ(イギリス)は、女子の歴代トップを更新するグランドスラム63回連続出場となるアリゼ・コルネ(フランス)という初戦としてはタフな相手を引き当てた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles