国枝慎吾はヒュウェットに『年間グランドスラム』を阻まれ準優勝 [USオープン車いすの部]

写真は車いす男子シングルスで優勝を飾ったアルフィー・ヒュウェット(イギリス/右)と準優勝の国枝慎吾(ユニクロ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の車いす男子シングルス決勝で第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)は第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス)に6-7(2) 1-6で敗れ、ヒュウェットが3年ぶり3度目の優勝を飾った。試合時間は1時間48分。

 24歳のヒュウェットがグランドスラム大会のシングルスでタイトルを獲得したのは、昨年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で通算6度目(全仏3回、全米3回)となる。

 今大会でのヒュウェットは1回戦でマイケル・シェファーズ(オランダ)を6-2 6-4で、準々決勝でトム・エフベリンク(オランダ)を6-1 6-3で、準決勝ではニコラ・パイファー(フランス)を6-3 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 ヒュウェットは前日にゴードン・リード(イギリス)とのコンビで第1シードとして参戦していたダブルス決勝に臨み、第2シードのマルティン・デ ラ プエンテ(スペイン)/パイファーに6-4 5-7 [6-10]で敗れて6連覇を逃していた。

 7月にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の男子シングルスで初の栄冠に輝き『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』を達成した38歳の国枝は、同種目で史上初の『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を目指していた。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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