2014年ウインブルドン準優勝者ブシャールがツアーレベルで2021年3月以来のマッチ勝利 [チェンナイ・オープン]

写真はUSオープンでのユージェニー・ブシャール(カナダ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「チェンナイ・オープン」(WTA250/インド・タミルナードゥ州チェンナイ/9月12~18日/賞金総額25万1750ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で元世界ランク5位のユージェニー・ブシャール(カナダ)がジョアン・ズガー(スイス)を7-6(4) 6-2で下し、2021年3月のグアダラハラ(WTA250/ハードコート)以来となるツアーレベルでの勝利を手にした。試合時間は1時間44分。

 2014年にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で決勝に進出するなど世界ランク自己最高5位をマークした28歳のブシャールは肩の手術を経て一時ランキングを失い、8月に復帰して現在は902位のため今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した。

 USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の予選に参戦していたブシャールは初戦で内藤祐希(亀田製菓)を6-3 6-3で下して復帰後初勝利をマークしたあと、2回戦でリンダ・ノスコバ(チェコ)に2-6 3-6で敗れていた。

 ブシャールは次のラウンドで、地元選手のカルマン・タンディ(インド)と対戦する。ワイルドカードを得て参戦したタンディは第8シードのクロエ・パケ(フランス)を4-6 6-4 6-3で倒す番狂わせを演じ、WTAツアーでキャリア2度目の本戦勝利を挙げた。

 この日プレーしたパケ以外のシード勢は第5シードのレベッカ・ピーターソン(スウェーデン)、第6シードのワン・チャン(中国)、第7シードのレベッカ・マリノ(カナダ)がそれぞれ2回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合では17歳のリンダ・フルビルトバ(チェコ)、カタジーナ・カバ(ポーランド)、予選を勝ち上がってきた日本の日比野菜緒(ブラス)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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