世界1位アルカラスがスペインを決勝トーナメントへ導く [デビスカップ・ファイナルズ]

写真は大会4日目に行われたカナダ戦でのカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」グループステージ(イタリア・ボローニャ、スペイン・バレンシア、ドイツ・ハンブルク、イギリス・グラスゴー/9月13~18日/室内ハードコート)の最終日に行われたグループBの「スペイン対韓国」のエース対決でカルロス・アルカラス(スペイン)がクォン・スンウ(韓国)を6-4 7-6(1)で倒して2勝目を挙げ、スペインの決勝トーナメント進出を確定させた。

 USオープンでグランドスラム初タイトルを獲得してATPランキング史上最年少で世界ナンバーワンになったばかりだった19歳のアルカラスは、金曜日のカナダ戦でフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に敗れていた。しかしクォンとの試合で奮起した彼は、直面した3つのブレークポイントをすべてセーブして1時間49分で勝負を決めた。

 母国のバレンシアでデビスカップでのマッチ2勝目を挙げたあと、「デビスカップの試合をここでプレーすることは僕にとって名誉なことだ。でも世界1位のUSオープン優勝者としてここに来て、家族や友人たちを含む母国の人々とこの瞬間を分かち合えるということは更に素晴らしい。今この瞬間を体験し、それを皆さんと分かち合えて本当に幸せだよ」とアルカラスは話した。

 第1試合ではロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)がホン・ソンチャン(韓国)を6-1 6-3で下し、スペインが先勝していた。ダブルスでもマルセル・グラノイェルス/ペドロ・マルチネス(スペイン)がナム・ジソン/ソン・ミンギュ(韓国)を7-5 3-6 6-1で破って3勝0敗で勝利を決めた第2シードのスペインはグループBの首位として11月の決勝トーナメント進出を決め、カナダが2位で続いた。

 今年のファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(総当たり戦)を戦い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメント(スペイン・マラガ/11月22~27日/室内ハードコート)に進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

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写真◎Getty Images

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