3年ぶりの開催となる国内唯一のATPツアー公式戦「楽天ジャパンオープン」（ATP500／東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート／本戦10月3～9日／賞金総額210万8110ドル／ハードコート）の本戦2日目に男子シングルス1回戦で第1シードのキャスパー・ルード（ノルウェー）がジャウメ・ムナール（スペイン）に3ｰ6 3-6で敗れ、試合後に語った。

「お互いにとって、あまりいい試合ではなかった。必要なものを見つけられなかった。もっといい動きをしないといけない。言い訳はたくさんできるが、今日は自分よりも相手のほうがよりよい選手だった」

USオープン準優勝のあとは韓国オープンでは西岡良仁（ミキハウス）に準々決勝で敗れ、今大会は1回戦敗退。疲労の色は隠せなかった。

「大会が長く続いているのは確かだ。この経験は初めてで、ここから学ばないといけない。多くの試合、大会を入れすぎたのかもしれない。でもこの大会に出てみたかった。ここから学んで、少し休んでからヨーロッパでのインドアコートシーズンに戻れればいい」

　今後はノルウェーに戻ってリフレッシュする予定だ。

「体もメンタルも休むのにいい時間になる。この時期を夏の終わり、秋の始まりというのかわからないけど、休みなくやってきたので体はきつい状態だ。ここでノルウェーに戻って休むのはいい。しばらく休めていなかったから、この休みを生かして、またいい状態で戻ってきたい。ノルウェーで少し休んでから、バーゼルでまたコートに戻れればいい」

ランキングはそこまで意識しないが、トップ10以内をキープすることを目指していく。

「大会前は2位で、今週3位に落ちた。2位、4位の違いはそこまで大事なことではない。ランキングはほぼ毎週変わるものだ。トップ5でシーズンを終えるのが目標だ。3位以内だったら素晴らしい。今までこのポジションを経験したことがなかった。キャリアでは、いつかナンバーワンに届くことが目標だ。ランキングは常に上下するものだが、常にトップ5、トップ10にいることができれば満足だ。ここまで素晴らしいシーズンで自分が想像していたよりもかなりいい。この位置にいられることにはかなり満足している」