ストレートで決着をつけた世界1位シフィオンテクが3度目のグランドスラム制覇、ジャバーはウインブルドンに続いて決勝敗退 [USオープン]

写真は優勝が決まった瞬間のイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-2 7-6(5)で倒してチャンピオンに輝いた。試合時間は1時間51分。

 グランドスラム大会でシフィオンテクがタイトルを獲得したのは、2020年と今年のロラン・ギャロスに続いてキャリア3度目となる。同ラウンドでの戦績は、3勝0敗となった。

 フラッシングメドウに4年連続出場となった21歳のシフィオンテクは、昨年のベスト16がこれまでの最高成績だった。そのときは3試合を勝ち抜いたあと、4回戦でベリンダ・ベンチッチ(スイス)に6-7(12) 3-6で敗れていた。

 2月末のドーハ(WTA1000/ハードコート)から6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)まで6大会連続優勝を飾って2000年以降の女子ツアーで単独トップとなるマッチ37連勝をマークしたシフィオンテクは、そのあと4勝4敗とやや勢いを落として今大会を迎えていた。

 この結果でシフィオンテクは、ジャバーとの対戦成績を3勝2敗と勝ち越した。グランドスラム大会では昨年7月にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の4回戦で顔を合わせ、ジャバーが5-7 6-1 6-1で勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦でジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-3 6-0で、2回戦で2017年大会チャンピオンのスローン・スティーブンス(アメリカ)を6-3 6-2で、3回戦でローレン・デービス(アメリカ)を6-3 6-4で、4回戦でユレ・ニーマイヤー(ドイツ)を2-6 6-4 6-0で、準々決勝で第8シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 7-6(4)で、準決勝では第6シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を3-6 6-1 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 ジャバーは7月のウインブルドンで初のグランドスラム決勝を経験したがエレナ・リバキナ(カザフスタン)に6-3 2-6 2-6で敗れて準優勝に終わっており、2度目のチャンスで悲願達成を目指していた。

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写真◎Getty Images

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