チチパスがイーメル弟を倒して準決勝へ、19歳ルーネはノリーに逆転勝利 [ストックホルム・オープン]

写真は2021年エルステ・バンク・オープンでのステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ストックホルム・オープン」(ATP250/スウェーデン・ストックホルム/10月17~23日/賞金総額72万5540ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が地元選手のミカエル・イーメル(スウェーデン)を7-5 6-3で下してベスト4に進出した。

 第1セット5-5からのひとつを含め、直面した11回のブレークポイントのうち10本をセーブしたチチパスは地元ファンの後押しを受けたイーメルの挑戦をぎりぎりで退けた。お互いに攻撃的なプレーを展開して全体的に質の高かったこの試合でふたりは合わせて57回もネットを取り、その多くでポイントをもぎ取った。試合を通したウィナー数は合計56本で、イーメルはチチパスの27本を上回る29本のウィナーを決めた。

「(スウェーデンで地元選手と対戦するのは)簡単ではなかった。クリエイティブなショットを打っていいテニスをしなければならなかったし、結果には凄く満足しているよ」とチチパスは試合後にコメントした。

 第1セット5-4からブレークバックを許したチチパスは、そこから5ゲームを連取して主導権を取り戻した。その過程は5-5からガッツを見せて苦労の末にサービスゲームをキープしたところから始まり、第2セットで3つのブレークポイントを凌いでキープして3-0とするところまで続いた。

「本当に懸命に奮闘しなければならなかった。彼に追い上げられて逆転されかけていたけど、何とか食い止めて第1セットを耐え抜いたんだ。あれは本当に重要な瞬間だった。僕はそれをやってのけ、そのあとは落ち着いてプレーすることができたよ」とチチパスは重要だった第1セット終盤を振り返った。

「素晴らしい戦いを見せたミカエルを称えたい。彼は前回対戦したときと比べて大きく成長しているね」

 チチパスは次のラウンドで、第3シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-1 6-2で破って勝ち上がったエミル・ルースブオリ(フィンランド)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、アレックス・デミノー(オーストラリア)とホルガ・ルーネ(デンマーク)の顔合わせとなった。第5シードのデミノーが第4シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-2 7-6(4)で退け、第7シードのルーネは第2シードのキャメロン・ノリー(イギリス)に6-7(4) 6-3 6-3で逆転勝利をおさめた。

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写真◎Getty Images

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