オジェ アリアシムが2週連続優勝に王手、コルダはティームとの大接戦を制す [ヨーロピアン・オープン]

写真はヒホン・オープンでのセバスチャン・コルダ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月17~23日/賞金総額72万5540ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がリシャール・ガスケ(フランス)を7-6(2) 7-6(3)で退け2週連続優勝に王手をかけた。

 試合を通して22本のサービスエースを決めたオジェ アリアシムはファーストサーブからのポイントを85%取り、一度もブレークポイントに直面することなく2つのタイブレークを制して勝利をもぎ取った。

「今週のここまででもっとも難しい試合だった。サービスがよくなかったら勝つのは厳しかっただろう。サービスのおかげで何とかキープできていたから、チャンスを作ることができた」とオジェ アリアシムは試合を振り返った。

「彼(ガスケ)は本当にいいプレーをしていたね。ツアーでもう何年もプレーしているけど、今でも高いレベルを維持している。彼は素晴らしいリーダーであり、素晴らしい模範だよ」

 オジェ アリアシムは最終ラウンドで、22歳のセバスチャン・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダはもうひとつの準決勝で、ドミニク・ティーム(オーストリア)に6-7(4) 6-3 7-6(4)で競り勝った。

 第1セットを僅差で落とした失望にも負けずに体勢を立て直したコルダは2時間47分の激闘を制したあと、「本当に幸せだ。お互いに素晴らしい戦いを見せた試合だった」とコメントした。

「第1セットはほとんどのゲームで30-30まではいっていた思うけど、ブレークすることができなかった。カギは第2セットだったと思う。あのセットには多くのブレークがあったけど、僕は冷静さと自信を保ち続けた」

 ここ9試合で8勝目を挙げたコルダは前週のヒホンでは準優勝に終わっており、キャリア3度目のツアー決勝で昨年5月のパルマ以来となるタイトルを目指している。

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写真◎Getty Images

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