トップシードのフルカチュが8強入り、ドレイパーは敗れるもイギリス人選手として初めてNext Gen ATPファイナルズ出場権を獲得 [ヨーロピアン・オープン]

写真は2021年ロレックス・パリ・マスターズでのホベルト・フルカチュ(ポーランド)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月17~23日/賞金総額72万5540ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)がジャック・ドレイパー(イギリス)を7-6(5) 6-7(5) 6-1で振りきりベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、フルカチュはこれが初戦だった。

 第1セットを先取したフルカチュは第2セットも先にブレークしていたが、そこから反撃したドレイパーがタイブレークに持ち込みセットオールに追いついた。第3セットは立ち上がりに3ゲーム連取したフルカチュがリードを広げ、サービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして2時間40分で試合を締めくくった。

 敗れはしたが20歳のドレイパーは、イギリス人選手として初めて男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」の出場権を獲得したというニュース受け取っていた。

 フルカチュは次のラウンドで、第6シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)とドミニク・ティーム(オーストリア)の勝者と対戦する。完全復活に向けてギアを上げつつあるティームは18本のウィナーを決め、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したミハエル・ゲールツ(ベルギー)を6-4 6-0で退けた。

 同日には2回戦があと3試合行われ、第5シードのダニエル・エバンズ(イギリス)、第8シードの西岡良仁(ミキハウス)、リシャール・ガスケ(フランス)が8強入りを決めた。エバンズがコンスタン・レスティエンヌ(フランス)を6-2 6-1で退け、西岡がジャウメ・ムナール(スペイン)を6-1 7-6(3)で下し、ガスケは予選勝者のドミニク・ストリッカー(スイス)に7-6(6) 7-5で競り勝った。

 そのほかの試合ではセバスチャン・コルダ(アメリカ)がマルコス・ギロン(アメリカ)との同胞対決を6-3 6-7(0) 6-4で制し、マニュエル・ギナール(フランス)は同じラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジョーフレ・ブランカノー(フランス)を3-6 6-3 7-5で倒してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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