好調オジェ アリアシムがマッチ11連勝で準決勝へ、次は世界1位アルカラス [スイス室内]

写真はフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「スイス室内」(ATP500/スイス・バーゼル/10月24~30日/賞金総額227万6105ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-2 6-3で下してベスト4に進出した。

 前日に『人生最高のプレー』と自負するほどのプレーを見せたオジェ アリアシムは28本のウィナーを叩き込み、アンフォーストエラーを僅か4本に抑えて73分でこの日も快勝した。

「いい試合だった。規律を保ち、自分のサービスに集中し続けることが非常に重要なんだ。大会を通してまだ一度もブレークされていない。今日もしっかり自分のサービスに集中できた。いくつかチャンスを掴んだけど、最初のブレークが重要だったね。出だしからプレッシャーを軽減することができたから、最高のスタートが切れたよ」とオジェ アリアシムは試合後にコメントした。

 今季のマッチ51勝目を挙げてこのところの連勝を「11」に伸ばしたオジェ アリアシムは、「ここ2ヵ月の間、僕はずっといいトレーニングを積んできた。やるべきことに凄く没頭し、集中できていた。今はその成果をコートで見せようとしているんだ」と好調の理由のひとつを説明した。

 オジェ アリアシムは次のラウンドで、第5シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。1時間38分の戦いを通して主導権を握っていた19歳のアルカラスはストローク戦で優位に立ち、時折ネットに出て効果的にポイントを奪った。

「パブロのような友人との対戦は難しい。僕たちは毎日一緒に食事をしているし、毎週一緒に練習している。だから彼と対戦するのは簡単じゃない。それにいつも彼が試合のときには応援しているし、勝って欲しいと思っている。でもコートの上で友達はいない。集中して勝ちにいかないといけないし、今日もそうしたよ」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

 優勝したUSオープン後の戦績を4勝2敗としたアルカラスは次戦に向けて、「本当にタフな試合なるだろう。彼(オジェ アリアシム)は今、本当にいいプレーをしている。凄く集中して最高のテニスをしなければならないね」と話した。

 もうひとつの準決勝は、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)とホルガ・ルーネ(デンマーク)の顔合わせとなった。第6シードのバウティスタ アグートがプロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場した元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)に7-5 7-6(5)で競り勝ち、前週のストックホルムでツアー2勝目を挙げた19歳のルーネは予選勝者のアルトゥール・リンデルネック(フランス)を7-6(0) 6-2で退けた。

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写真◎Getty Images

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