決勝はスイスとオーストラリアのトップ2シード対決に [ビリー ジーン・キング・カップ]

写真はイギリス戦で勝利を決める勝ち星を挙げたストーム・サンダース(右)/サマンサ・ストーサー(オーストラリア)(Getty Images)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ ファイナルズ」(イギリス・グラスゴー/11月8~13日/室内ハードコート)の大会5日目は決勝トーナメントの準決勝が行われ、第1シードのスイス(グループA)と第2シードのオーストラリア(グループB)が世界一の座をかけて対決することになった。

 スイスが第4シードのチェコ(グループD)を2勝0敗で下し、オーストラリアはダブルスを制して開催国イギリス(グループC)を2勝1敗で倒してそれぞれ決勝進出を決めた。

 両国は昨年の準決勝で対戦してスイスが2勝0敗で勝っているが、通算の戦績は6勝2敗でオーストラリアがリードしている。スイスが2年連続3度目の決勝で初優勝を目指しているのに対し、オーストラリアは過去7度(1964~65年、68年、70~71年、73~74年)チャンピオンに輝いているが1974年を最後にタイトルから遠ざかっている。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップと同様に国際テニス連盟(ITF)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 チェコ・プラハで開催された昨年の大会では決勝でロシア(ロシアテニス連盟:RTF)がスイスを2勝0敗で下して13年ぶり5度目の栄冠に輝いたが、ロシアがウクライナに侵攻したことによる制裁措置で今年は出場を取り消されている。

※国名の左に付いている数字はドロー番号[ ]数字はシード順位

大会5日目◎試合結果|決勝トーナメント

準決勝

1スイス[1](グループA)2-0 2チェコ[4](グループD)

S2 ○ビクトリヤ・ゴルビッチ 6-4 6-4 ●カロリーナ・ムチョバ
S1 ○ベリンダ・ベンチッチ 6-2 7-6(6) ●カロリーナ・プリスコバ
D ベリンダ・ベンチッチ/ジル・タイヒマン 打切 カテリーナ・シニアコバ/マルケタ・ボンドルソバ

3イギリス(グループC)1-2 4オーストラリア[2](グループB)

S2 ●ヘザー・ワトソン 4-6 6-7(3) ○ストーム・サンダース
S1 ○ハリエット・ダート 7-6(3) 6-2 ●アイラ・トムヤノビッチ
D ●アリシア・バーネット/オリビア・ニコールズ 6-7(1) 7-6(5) [6-10] ○ストーム・サンダース/サマンサ・ストーサー

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写真◎Getty Images

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