2022-11-19

ジュニア

笹原龍に学ぶ“はじめてのテニス教室”Supported by USF

初めてのテニス教室に参加した小学生、コーチ陣と笹原龍


 11月3日(木・祝)に第一生命全国小学生テニス選手権大会の会場としても知られる第一生命相娯園テニスコート(東京都世田谷区)で、『第一生命Presents“はじめてのテニス教室”Supported by USF』が開催された。



 世田谷区内在住の小学1年生から6年生、合計60人を指導したのは笹原龍。「世界で戦えるジュニア」の育成、テニスの普及活動にも取り組んでいる現役プロ選手だ。

●ウォーミングアップ
クロスステップにチャレンジする参加者たち

 まずはコートの横幅を使って、テニスで使用するステップで往復するウォーミングアップから行った。

1ランニング
2サイドステップ
3クロスステップ
4スキップ
5高く跳ぶスキップ


スキップをする参加者たち

6白い白線の内側へ出入りを繰り返すステップからランニング
7白い線の内側へジャンプで出たり入ったりを繰り返すジャンプを10秒間行ってからランニング
8足をクロスしては苦戦を超えるステップ10秒間の後にランニング
9 4本の白線まで走って戻るを繰り返すシャトルラン

●ラケッティング

ラケットでボールを空中に繰り返し突くのにチャレンジする参加者たち

 水分補給を入れてから、参加者が一人1本ラケットを持ち、スポンジボールを空中に何度も突くメニューを行った。次にラケットでボールを地面に突く。笹原が強調したのは安全面。失敗したら慌てず、走らずに止めて、周りの参加者にぶつかったり、自分のラケットが他の参加者に当たらないように注意しながら行われた。


 スポンジボールを何度も地面に突くメニューに挑戦する参加者たち

1ラケットでスポンジボールを空中に繰り返し突く
2ラケットでスポンジボールを地面に繰り返し突く
3地面に突いたボールが上がったところを上に突く、再び地面に突く動きをできるかぎり続ける
4足の外側とラケットでボールを挟んでボールを空中に上げてキャッチ


足の外側とラケットを使ってボールをすくい上げる参加者たち

 ラケットと足でボールをすくい上げる動きでは、笹原から「格好よく、さりげなくやろう!」と声がかけられた。


この日は快晴で気温が24度を超え、参加者が汗ばんでおり、こまめに水分補給をすることが推奨された

 次は参加者たちが実勢にボールを打つメニューに入った。まずはテニスで最も多く使うフォアハンドストロークだ。このときのアドバイスは以下の4点だった。


 綺麗なフォームでフォアハンドを打つ参加者

●フォアハンドストロークを打つときのアドバイス

1最後までボールを見る
2ボールが来るまで足を動かす
3真っすぐ振り抜く
4打ったボールに少し自分が付いていくイメージで振り抜く


バックハンドでは苦戦する参加者が多かったが、徐々にうまく打てる方法を身に着けていった

 また、小学校高学年でしっかりボールが打てる子供たちにはバックハンドも打たせて、より本物のボールに近いレッドボールを使用するなど、年齢に合わせて柔軟に内容を変化させていた。

 体験会を終えた子供たちからは

「もっと打ちたかった!」
「試合がしたい」
「あと2時間やりたい」
「打ち合いをしたい」
「対決したい」

などという前向きな言葉が聞こえた。


両手打ちバックハンドの見本を披露する笹原

「この体験会に参加して、“テニスをもっとやりたいという気持ち”を大事にして欲しい。これをきっかけに、もっとプレーしたいという子供たちは是非、近くのテニスコート、テニスクラブに行って欲しい」と体験会の後に笹原は参加者たちに語りかけた。

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取材◎池田晋 写真◎BBM

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