チチパスが苦難を乗り越え準決勝進出に望みを繋ぐ「生まれ変わったように感じた」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はラウンドロビンで1勝目を挙げて準決勝進出に望みを繋いだステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月13~20日/室内ハードコート)の大会4日目のシングルスは、グリーン・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第2戦が行われた。

 アフタヌーンセッションで第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-4 6-1で下して2連勝を飾り、イブニングセッションでは第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に6-3 6-7(11) 7-6(1)で競り勝ち1勝目を挙げた。

 第2セットで3つのマッチポイントを決め損ねたチチパスはそのあと集中力を取り戻し、第3セットでは3-5から挽回して2時間21分の戦いの末にメドベージェフとの対戦成績を4勝7敗とした。

「本当に体力を消耗させられる戦いだった。この苦闘を乗り越えて観客の皆さんと勝利を楽しむことができて本当にうれしいよ。素晴らしい勝利だし、僕は試合中に自分がどのように考えていたかを誇りに思う。決して終わらない戦いのように感じていた。彼のサービスだった第3セット4-5のゲームでも、ボールを相手コートに返せればチャンスがくるかもしれないと思っていた。そしてその通りになったんだ」とチチパスは試合を振り返った。

「試合の中に戻ることができてよかったよ。生まれ変わったように感じたし、素晴らしい終わり方だった」

 この日の結果で2勝目を挙げたジョコビッチのグループ首位通過が決まり、2連敗のメドベージェフは予選ラウンド敗退が確定した。チチパスとルブレフは1勝1敗となり、第3戦の直接対決で勝ったほうが準決勝に進むことができる。

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写真◎Getty Images

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