28回の優勝を誇る古豪オーストラリアが第1シードのクロアチアを下して2003年以来の決勝進出 [デビスカップ・ファイナルズ]

写真はクロアチアとの準決勝で母国の勝利を決める勝ち星を挙げたマックス・パーセル(右)/ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」決勝トーナメント(スペイン・マラガ/11月22~27日/室内ハードコート)の4日目は準決勝1対戦が行われ、オーストラリア(グループC・2位)が第1シードのクロアチア(グループA・2位)を2勝1敗で下して2003年以来となる29回目の優勝に王手をかけた。

 第1試合でボルナ・チョリッチ(クロアチア)がタナシ・コキナキス(オーストラリア)を6-4 6-3で退け、第2試合はアレックス・デミノー(オーストラリア)がマリン・チリッチ(クロアチア)とのエース対決を6-2 6-2で制して1勝1敗となったあと、マックス・パーセル/ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)がニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(クロアチア)に6-7(3) 7-5 6-4で競り勝った。

 オーストラリアは決勝で、イタリア(グループA・1位)とカナダ(グループB・2位)の勝者と対戦する。

 デビスカップは2019年から、ITFとスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。

 新フォーマットのデビスカップではこれまでファイナルズのグループステージと決勝トーナメントを同じ日程の中で行ってきたが、今年はグループステージ(イタリア・ボローニャ、スペイン・バレンシア、ドイツ・ハンブルク、イギリス・グラスゴー/9月13~18日/室内ハードコート)と決勝トーナメントを分けて開催される。

 今年のファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(総当たり戦)を9月に戦い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

決勝トーナメント|11月25日

準決勝

5オーストラリア(グループC・2位)2-1 7クロアチア[1](グループA・2位)

R1 ●タナシ・コキナキス 4-6 3-6 ○ボルナ・チョリッチ
R2 ○アレックス・デミノー 6-2 6-2 ●マリン・チリッチ
R3 ○マックス・パーセル/ジョーダン・トンプソン 6-7(3) 7-5 6-4 ●ニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ

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写真◎Getty Images

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