クロアチアがスペインとのトップ2シード対決を制してオーストラリアに対する準決勝へ [デビスカップ・ファイナルズ]

写真はスペインとの準々決勝で母国の勝利を決める勝ち星を挙げたマリン・チリッチ(クロアチア)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」決勝トーナメント(スペイン・マラガ/11月22~27日/室内ハードコート)の2日目は準々決勝1対戦が行われ、第1シードのクロアチア(グループA・2位)が第2シードのスペイン(グループB・1位)を2勝0敗で下してベスト4進出を決めた。

 第1試合でボルナ・チョリッチ(クロアチア)がロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-4 7-6(4)で退け、第2試合のエース対決でマリン・チリッチ(クロアチア)がパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に5-7 6-3 7-6(5)で競り勝った。シングルス2試合で決着がついたため、ダブルスの試合は行われなかった。

 クロアチアは準決勝で、前日にオランダ(グループD・1位)を2勝0敗で破って勝ち上がったオーストラリア(グループC・2位)と対戦する。

 デビスカップは2019年から、ITFとスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。

 新フォーマットのデビスカップではこれまでファイナルズのグループステージと決勝トーナメントを同じ日程の中で行ってきたが、今年はグループステージ(イタリア・ボローニャ、スペイン・バレンシア、ドイツ・ハンブルク、イギリス・グラスゴー/9月13~18日/室内ハードコート)と決勝トーナメントを分けて開催される。

 今年のファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(総当たり戦)を9月に戦い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

決勝トーナメント|11月23日

準々決勝

7クロアチア[1](グループA・2位)2-0 8スペイン[2](グループB・1位)

R1 ○ボルナ・チョリッチ 6-4 7-6(4) ●ロベルト・バウティスタ アグート
R2 ○マリン・チリッチ 5-7 6-3 7-6(5) ●パブロ・カレーニョ ブスタ
R3 ニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ 打切 パブロ・カレーニョ ブスタ/マルセル・グラノイェルス

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写真◎Getty Images

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