クロアチアが世界トップ2のアルカラス&ナダルを欠くスペインを倒して準決勝進出 [デビスカップ・ファイナルズ]
男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」決勝トーナメント(スペイン・マラガ/11月22~27日/室内ハードコート)の2日目は準々決勝1対戦が行われ、第1シードのクロアチア(グループA・2位)が第2シードのスペイン(グループB・1位)を2勝0敗で下してベスト4進出を決めた。
第1試合でボルナ・チョリッチ(クロアチア)がロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-4 7-6(4)で退け、第2試合のエース対決でマリン・チリッチ(クロアチア)がパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に対して5-7 6-3 7-6(5)で劇的な逆転勝利をおさめた。シングルス2試合で決着がついたため、ダブルスの試合は行われなかった。
幸先のいい1勝目を挙げたチョリッチは、「今日はサービスが凄くよかった。恐らくここまでいいサービスを打てたのはシンシナティ以来じゃないかな。だから明らかにプレーしやすかった。サービスキープに自信があれば、レシーブゲームでもリラックスできるからね。それが違いを生み出したんだ」と試合を振り返った。
「そして全般的に見て、僕は非常に賢くプレーできていた。攻めるべきときに攻撃し、ディフェンスする必要があるときに守備的にプレーした。またリズムを混ぜて緩急をつけることもできていた。これは彼に対しては非常に重要なことなんだ。率直に言って、自分のプレーぶりには非常に満足しているよ」
一方のチリッチは1セットダウンから挽回し、第3セットのタイブレークでは一時1-4と劣勢に立たされながらも続く7ポイントのうち6本を取って勝利を決める2勝目をもぎ取った。
世界トップ2を擁するスペインだが、世界ランク1位のカルロス・アルカラス(スペイン)がパリ・マスターズでの腹筋を負傷したため欠場を余儀なくされ、同2位のラファエル・ナダル(スペイン)も体の問題を考慮して出場を予定していなかった。
クロアチアは準決勝で、前日にオランダ(グループD・1位)を2勝0敗で破って勝ち上がったオーストラリア(グループC・2位)と対戦する。
今年のファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(総当たり戦)を9月に戦い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-07-12
大坂なおみが出場表明!「東レPPOテニス」最速先行チケット販売は7⽉12⽇(⾦)よりe+(イープラス)で
1984年の開始以来、国内最高峰の国際女子テニス大会として
-
2024-06-14
2024ウインブルドン 大会まとめページ
2024ウインブルドン 大会まとめページ2024年7月1日(
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Related
Pick up
-
2024-07-12
大坂なおみが出場表明!「東レPPOテニス」最速先行チケット販売は7⽉12⽇(⾦)よりe+(イープラス)で
1984年の開始以来、国内最高峰の国際女子テニス大会として
-
2024-06-14
2024ウインブルドン 大会まとめページ
2024ウインブルドン 大会まとめページ2024年7月1日(
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Ranking of articles
-
2024-07-04
ITFがパリ五輪テニス競技のエントリーリストを発表、日本勢は錦織圭&ダニエル太郎&大坂なおみ&内島萌夏&青山修子/柴原瑛菜が選出
-
2024-07-15
ウインブルドン2024|トーナメント表
-
2024-07-21
16歳以下は駒田瑛人(兵庫/ラボキッズJr)と石田実莉(兵庫/神戸野田高)が単複2冠 [2024関西ジュニア]
-
2024-07-21
12歳以下シングルスは安居院咲空(滋賀/ARROWS T.S.)と坂本愛実(奈良/ダイヤモンドTC学園前)が優勝、安居院は単複2冠 [2024関西ジュニア]
-
2024-07-21
14歳以下シングルスは安藤大貴(大阪/江坂テニスセンター)と西脇美結(大阪/TEAMSTUFF)が優勝、西脇は単複2冠 [2024関西ジュニア]