マレーとジョコビッチが2020年東京五輪に向けて意欲を見せる
アンディ・マレー(イギリス)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、2020年東京オリンピックに視線を向けている。
水曜日にマレーは、「東京でぜひプレーしたいものだ」と発言し、ジョコビッチもオリンピックは「僕の来年の願いのリストの中で非常に高い位置にある」と認めた。
オリンピックのシングルスで2度金メダルを獲得し、3度グランドスラム大会を制した実績を持つマレーは、1月に臀部に手術を受けたあと段階を負ってカムバックを果たしつつある。彼は10月に、復帰後初となるATPタイトルを獲得した。
マレーはこの日、2016年以来となるデビスカップの試合でタロン・グリークスプア(オランダ)を6-7(7) 6-4 7-6(5)の大接戦の末に倒していた。
「僕はオリンピックでのプレーを本当に楽しんできた」と32歳のマレーは振り返った。「僕はいつも、母国のためにプレーすることとチーム戦の雰囲気を楽しんできたんだ。だから東京五輪でプレーできたらいいと思うよ」。
2012年と2016年の五輪金メダリストである彼は、来年の終わりに「健康であると感じられ」「体がいい感じであるよう」願うと語った。
「そうだったら本当にうれしいんだが。それが、僕が来年に望むことだ」
すでに過密スケジュールであるにもかかわらず、ロジャー・フェデラー(スイス)は東京五輪でプレーするつもりであると発言していた。そして、この日のデ杯戦でセルビアが日本を倒す手助けをしたジョコビッチも、オリンピックは彼の2020年のプランの一部だと言っている。
「とにかくいい健康状態を保つよう努めるよ。体調をよい状態にし、自分のベストテニスをする準備を整えるよう努める」とジョコビッチは抱負を述べた。「今年、東京でのATP大会(楽天ジャパンオープン)でプレーし、優勝したんだ。そしてオリンピックは、その同じコートでプレーされることになる。それは僕のプレースタイルにかなり合ったコートなんだ。かなり適していると思うよ」。
32歳のジョコビッチは、日本での楽しいオリンピックを期待していると明言した。
「オリンピックは常に何か並外れたものを運んでくる。4年ごとに、そのスポーツ史上もっとも歴史的なスポーツイベントに参加するチャンスを手にできる。ほかのスポーツのエリートアスリートたちの横に座って、彼らといっしょに食事をし、経験や知識などを交換し合うような機会は、オリンピック以外ではほぼ得られないと言っていい。多くの交わし合う物語り、多くの楽しさがそこにはあるんだよ」
オリンピックはまた、ジョコビッチがそのキャリアで勝ち獲っていない唯一のビッグタイトルでもある。彼は2008年北京五輪で銅メダルを獲得している。
(APライター◎タレス・アッゾーニ/構成◎テニスマガジン)
※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)、デビスカップ・ファイナルズ3日目の記者会見
Novak Djokovic during the Press conference during Day 3 of the 2019 Davis Cup at La Caja Magica on November 20, 2019 in Madrid, Spain (Photo by Oscar Gonzalez/NurPhoto via Getty Images)
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