2年目を迎えた西岡良仁が主催の『Yoshi's CUP』が開幕、決勝トーナメント進出者4人が決定

写真は富田悠太(ノア・ジュニアテニスアカデミー神戸垂水)(写真提供◎Yoshi's CUP、撮影◎長浜功明)


 日本男子ナンバーワンのプロテニスプレーヤーである西岡良仁(ミキハウス)が主催する『Yoshi's CUP』(12月17、18日/東京都西東京市・早稲田大学東伏見三神記念テニスコート/室内ハードコート)が開幕し、出場者8名を2グループに分けたラウンドロビン(総当たり戦)が行われた初日は決勝トーナメントに進出する上位2名を目指して各選手気迫のこもったプレーが繰り広げられた。

 Aグループでは第1シードの富田悠太(ノア・ジュニアテニスアカデミー神戸垂水)が圧倒的な強さで3戦全勝をおさめ、本山知苑(四日市工業高校)が2勝1敗で続いて決勝トーナメント進出を決めた。伊藤拓(新田高校)が3位、武藤守生(福岡パシフィックTA)は4位となり、それぞれ順位決定トーナメントを戦うことになった。

 Bグループは第2シードの前田透空(相生学院高校)が腹筋の故障を持ちながらも伸びのあるストロークを展開して3勝を挙げ、遊川大和(関西高校)は2勝1敗で続いて決勝トーナメントに進出した。永嶋煌(J STRUCT)は1勝2敗、唯一の中学生で14歳の川西飛生(TEAM KIT)は3敗となり、順位決定トーナメントに回る。

 この大会は本気でプロを目指す子どもたちのために西岡が発起人となってスタートし、今年で2回目の開催となる。入賞者にはジュニア選手大会としては異例の活動支援金を提供し、海外でプレーするためのサポートを行う。

【コメント】

決勝トーナメント進出◎富田悠太(Aグループ1位)

「1試合目は緊張がかなりあって、最初は自分のプレーはあまり出せず、どうなるかと思っていましたが、2、3試合目は自分のやるべきプレーを1ポイント1ポイントでき、よい結果に繋がりました。明日の準決勝は1セットマッチで、流れを最初に掴んだほうが絶対有利なので、自分のサービスゲームをしっかりキープし甘いボールは前に入ってプレッシャーをかけていきたいと思います。今日は食べて、風呂入って、早く寝て、体力回復し、万全な状態で臨みたいと思います」

決勝トーナメント進出◎本山知苑(Aグループ2位)

「2試合目はあっさり負けてしまったのですが、3試合目でもう一度立て直して戦えたのがよかったと思います。得意のバックのストレートも出せたし、粘り強くしつこくボールを返せました。5-5で競った場面でも結構落ち着いていて、相手を前に出し、パッシングで決めるなど自分の得意なパターンに持っていけたと思います。2位通過でも勝ち上がれば、もう一度富田選手と戦えるので、頑張りたいと思います」

決勝トーナメント進出◎前田透空(Bグループ1位)

「まさか3勝できると思っていなかったのでうれしいです。腹筋はめちゃ痛いのですが、大事なところでサービスを頑張って、それがエースになったりしたのがよかったと思います。緊張感のある、難しい環境の中でいいプレーはできました。フォアを後ろから思いきって振りきれたし、エッグボールで押し込めたと思います。YouTubeで観て下さる人にプレーがカッコイイな、と思ってもらえることをモチベーションに頑張ります」

決勝トーナメント進出◎遊川大和(Bグループ2位)

「いつもとは違う緊張感の中で、1、2試合目を勝ちきれたことは、自信に繋がります。結果的に2位通過でき、明日は富田君と戦うので、チャレンジャーの気持ちで戦いたいです。富田選手とは3回対戦し、自分がリードしているところから負けているので、明日は思いきってプレーしたいです」

西岡良仁◎1日目総括

「初めてプレーを観る選手がほとんでしたが、アグレッシブなプレーをする選手がたくさんいて、いい傾向だと思います。そこから、緩急をつけたりして、どうクリエイトしながらポイントが取るかと考えられるようになると、さらにステップアップできると感じました。何はともあれ、勝った選手がもらえるものが多い大会です。優勝を目指し、明日は緊張感持ちながら、アグレッシブ性を失うことなく戦って欲しいと思います」




~大会の様子を西岡のYouTubeチャンネルでLIVE配信放送!~

2022年12月18日(日)

※決勝まで1セットマッチ、決勝のみ3セットマッチ

コートA 10:00~

第1試合 決勝トーナメント 富田悠太vs遊川大和
第2試合 決勝トーナメント 本山知苑vs前田透空 
第3試合 5,6位決定戦
第4試合 3,4位決定戦
第5試合 決勝

コートB 10:00~

第1試合 順位決定トーナメント 伊藤拓vs川西飛生
第2試合 順位決定トーナメント 武藤守生vs永嶋煌
第3試合 7,8位決定戦

終わり次第表彰式

【活動支援金について】

優勝:海外遠征費・キャンプ費などを補助(上限200万円)

西岡賞:海外遠征費・キャンプ費などを補助(上限50万円)※西岡が独自の目線で選定

(情報提供◎Yoshi's CUP

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写真提供◎Yoshi's CUP、撮影◎長浜功明

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